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2017/08/07Motorsport

SUPER GT第5戦、Audi R8 LMSが10位入賞を果たす

  • Audi Team Hitotsuyamaが、予選15位から猛追をみせ見事10位に
  • Team TAISAN SARDは初の予選Q1を突破、決勝は19位で完走を遂げる

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は新型Audi R8 LMSでSUPER GTのGT300クラスに挑戦するカスタマー(プライベート)チームを支援しています。8月5日(土)、8月6日(日)、富士スピードウェイ(静岡県 1周4,563m)で2017 AUTOBACS SUPER GT第5戦となる「FUJI GT 300km Race」が開催されました。

今大会にも新型Audi R8 LMSを擁する#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN SARD(チーム タイサン サード)の2チームが参戦。公式予選、決勝ともに晴れのち曇りという天候の中、ドライコンディションでレースは実施されました。観客席には夏休みを迎えた子供たちなど家族連れの姿も多く見られ入場者数は予選、決勝の両日でのべ5万5000人を超えました。

Audi Team Hitotsuyamaは、長年Audi R8 LMSをドライブするリチャード ライアン選手と、トップカテゴリーのGT500クラスとGT300クラスの両方でチャンピオン経験をもつ柳田 真孝選手がコンビを組んでいます。予選は想像していたほど上がらなかった気温とタイヤとがうまくマッチングせずタイムが伸び悩み、Q1をクリアできず15位という結果となりました。決勝レースはスタートドライバーを柳田選手が担当。前半は中位集団の中で思うように順位が上げられない展開ながら、我慢の走りで第1スティントを終え、後半のリチャード選手にステアリングを託します。新しいタイヤに履き替えて第2スティントにのぞんだリチャード選手は、前半はタイヤを温存しながら残り周回数が15周を切った頃から猛追を開始。上位を上回るタイムを連発し、見事にコース上で数台をパス。残りの周回数が2周というところで10位を追い抜き、今シーズン初の入賞を果たしました。

Audi R8 LMS で2年目の参戦となるTeam TAISAN SARDは、今シーズンより昨年のGT500クラスのチャンピオンチームであるSARDの野田 英樹監督をチームへ招聘。さらにドライバーラインナップも山田 真之亮選手とジェイク パーソン選手という共に20代の若手コンビでの挑戦となります。予選は山田選手がチーム初となるQ1をクリアし、最終的に13位のポジションを獲得しました。決勝はスタートドライバーをジェイク選手が担当。レース開始後は12位のポジションにつけさらに上位をうかがっていましたが、スタート時のフライングが判明しドライビングスルーペナルティが課せられたため大きく順位を下げてしまいました。しかし、その後の第2スティントを任された山田選手は、順調にラップを重ね、時に上位チームに匹敵するタイムを刻み19位で完走を果たしました。

Audi Team Hitotsuyama:
一ツ山 亮次チーム代表のコメント
「練習走行の段階では少し気温が高めでいいタイムがでていたので、いけるんじゃないかという感触はありました。決勝前半はかためのタイヤを装着していたのですが思ったほど気温が上がらず、また集団に巻き込まれたこともあって我慢のレース展開になりました。後半は各チームのピットインが終わって上位とのタイム差を見たときに、リチャード選手なら抜いてくれるだろうと想定していましたが、期待どおりの結果になりました。レース中のラップタイムは悪くありませんし、また次の鈴鹿は1000kmという長丁場のレースになりますので、さらに上位が狙えると思っています。期待していてください」

リチャード ライアン選手のコメント
「ようやくポイントを獲得することができましたが、レース全体としては満足できるものではありません。もう少し気温が上がればさらに予選で上位を狙えたと思いますが、気温ばかりは我々の思うようにはいかないので、それもレースです。決勝は抜くのが難しい、とにかくタフな展開でしたが、プッシュし続けて、目の前に10位のポジションが見えたときは最大限の力でアタックしました。次の鈴鹿は、ドライバーはもちろんチームやタイヤなど総合力がもっとも求められるサーキットで、チームはすでに次に向けて準備を進めています。次は今回よりいい結果を目指して全力を尽くします」

柳田 真孝選手のコメント
「練習走行では調子よく、気持ちよく走ることができました。ただ決勝ではコーナーは速いのですが、ストレートスピードが思うように伸びず我慢の展開になりました。集団の中で抜きつ抜かれつというシーンも何度かあったのですが、できるだけリスクを冒さずにリチャード選手につなげたいという思いで前半のスティントを走り切りました。この10位というポジションは決して満足できるものではありませんし、次の鈴鹿1000kmレースは今年で最後ということもあり(註:来年はGT世界統一戦鈴鹿10時間耐久レースが開催予定)、またGT500でもGT300でも優勝している相性のいいレースなので、ぜひ最後はアウディで優勝したいと思います」

Team TAISAN SARD:
野田 英樹チーム監督のコメント
「初めてQ1を突破することができ、まだまだそれくらいのことで喜んでいてはいけないのですが、クルマもチームとしても、少しづつ前進していると感じています。また予選だけですが、我々にとって1つのベンチマークであるもう1台のアウディの上位になれたことも、次の目標に向けてチームのモチベーションアップにつながっていくと思います。決勝はジャンプスタートというジェイク選手の初歩的なミスで、ペナルティをもらう非常に残念な結果になってしまいましたが、まだ若いドライバーなのでそこは経験を積んでいくしかないと思っています。次の鈴鹿では助っ人として元F1ドライバーのクリスチャン・クリエンがドライブします。テストでもいいタイムが出ていますし、若い2人のドライバーにはとてもいい刺激になるはずです。彼にうまくひっぱってもらいながら、鈴鹿では上位を目指します」

山田 真之亮選手のコメント
「起きてしまったミスはしょうがないので、それをできるだけ取り返したいという思いで走りました。今回は決勝レース中にトップチームを追いかけるシーンもあり、戦える力はあるということを実感できたのが大きな収穫でした。次の鈴鹿はもともとスクールの卒業生ということもあり一番得意なコースです。また元F1ドライバーのクリエン選手が参加するということなので、いろんな面で参考にしながらレースではいい結果を出せればと思っています」

SUPER GT第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」は8月26(土)〜27日(日)、三重県の鈴鹿サーキットにて開催予定です。

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