【第 8 戦:ロードアメリカ】
• アウディ R10 TDI、ロードアメリカで最速
• アウディ TDI パワーの圧倒的なパフォーマンス
• 僅か 1.783 秒差で総合優勝を逃す
ロードアメリカ(アメリカ ウィスコンシン州)で行われたアメリカン・ルマン・シリーズ第8 戦で、アウディは再び最新ディーゼルエンジンの圧倒的な性能を見せつけました。2台のアウディR10 TDIは、今シーズン最速のサーキットで常に優位な走りを見せ、LM P1 カテゴリーで再び1-2 フィニッシュを飾りました。チーム内での激しいバトルの末、リナルド・カペロ/アラン・マクニッシュ組はチームメイトのエマニュエル・ピロ/マルコ・ヴェルナー組を0.796 秒差で破りました。
2 台のR10 TDI マシンは、4 時間に及ぶレースのほとんどをトップで走行していましたが、最終的にLM P2 マシン
に僅か1.783 秒差でトップを譲りました。レギュレーションによる長いピットストップとタイヤのトラブルにより、アウディは総合優勝のチャンスを逃しました。
高温多湿の厳しいコンディションの中で、2台のアウディR10 TDIはスタートから余裕の展開を見せていました。レース開始から45 分後、高速エリアでアラン・マクニッシュの駆るR10 TDI #1 の左後輪がパンクするトラブルにも関わらず、2 台は1 位と2 位でレースをリードしていましたが、雷雨によって60 分以上のセーフティカー介入となり、アウディR10 TDI のリードが縮まってしまいます。
チームアウディ スポーツ ノースアメリカはレースの終盤、リスクを避けて2 台のタイヤ交換をしない作戦を取りますが、これによりリナルド・カペロとエマニュエル・ピロは2 台のファクトリーポルシェに抜かれてしまいます。その後終盤に向けた追い上げで2 台のLM P2 クラス車両オーバーテイクし、一時は18 秒の差をつけられていた2 位のポルシェに完全に追いつきますが、ラスト2 周目のカルーセルコーナーで周回遅れの集団に捕まり貴重な時間をロス、そのまま総合2 位と3 位でゴールしました。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
アウディR10 TDIは再びLM P1カテゴリーを圧巻し、同カテゴリーでは無敗記録を更新している。今シーズン中最
速のサーキットであるロードアメリカでも総合優勝できなかったということは、LM P1 とLM P2 カテゴリーの重量差が単に大きすぎるということだ。さらに、我々の反対にも関わらず削減されたフューエルタンク容量も要因の一つだと思う。
リナルド・カペロ (アウディR10 TDI #1)
結果はぎりぎりまでわからなかった。レース終盤では、エマニュエル・ピロとのフェアな接戦を楽しむことができ、また僕の方が速いと感じた。ラスト4 周でフロントエンドのグリップを失い、ブレーキングが困難になったが、前を走るポルシェを懸命に追い上げた。しかし、ラスト2 周で周回遅れに捕まり大幅に時間をロスしてしまい、この時点で総合優勝のチャンスを逃してしまった。
アラン・マクニッシュ (アウディR10 TDI #1)
2 回のタイヤトラブルには見舞われたが、ポールポジションからのスタート、そしてレースの大半をリードしていたにも関わらず、僅か2 秒以内の差で総合2 位という結果は非常に残念だ。LM P1 カテゴリーで今シーズン6 回目
の優勝ということに納得すべきなのかもしれないが、レーシングドライバーとして総合2 位という結果には満足で
きない。このレースは勝てるチャンスがあった、しかしそれを掴む事が出来なかった。
【ALMS 第8 戦 ロードアメリカ結果】
1. デュマ/ベルナール(ポルシェ) 96ラップ 4 時間1 分17.701 秒
2. カペロ/マクニッシュ(アウディR10 TDI) +1.783 秒(LM P1 カテゴリー1 位)
3. ピロ/ヴェルナー(アウディR10 TDI) +2.489 秒(LM P1 カテゴリー2 位)
4. マーセン/ブリスコー(ポルシェ) +1 分0.727 秒
5. ブラバム/ヨハンソン(アキュラ/ホンダ) -2 ラップ
6. ダイソン/スミス(ポルシェ) -2 ラップ
7. ワレス/ライツィンガー(ポルシェ) -2 ラップ
8. フェルナンデス/ディアス(アキュラ/ホンダ) -2 ラップ
9. ハータ/フランチッティ(アキュラ/ホンダ) -2 ラップ
10.ピケット/グラフ(ローラ AER) -5 ラップ(LM P1 カテゴリー3 位)