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2007/03/02Company

アウディAG、2006年度年次記者会見 - 成長路線を堅持-

● 販売、売上高、利益で再び新記録
● 最も成長の速いプレミアムブランドに
● 成長により雇用を確保
● 持続可能な成長を目指す

アウディAGは去る2 月28 日にアウディ本社所在地であるドイツ、インゴルシュタットにて2006 年度年次記者会見を開催し、結果を発表しました。
「2006 会計年度において、アウディAGは生産、車両販売、売上高、税引き前利益において新記録を達成しました。このすばらしい業績は、どのようにすれば利益の出る成長を達成できるかを示した良い例となりました。当社は、世界で最も速い成長を見せるプレミアムブランドです。アウディは、2015 年までに世界最高のプレミアムカーメーカーになるという目標に向かい、着実に前進しています。」と、アウディAG の取締役会会長ルパート・シュタートラーは、定例年次記者会見で述べています。

売上高と利益における大きな成長
アウディグループの売上高は、2006会計年度に、前年同期比17.1%増となる311 億ユーロの新記録を達成しました。この成長率は、車両販売の成長率9.2%増を大きく上回っています。アウディブランドの営業利益は43.2%増加し20億1,500 万ユーロとなりました。この大きな成功は、より価値の高い車両を販売することによる、モデル構成の継続的改善によってもたらされたものです。同時に、コスト削減、生産性向上、プロセス最適化のために行われた対策も、収益増加の要因となっています。

税引前利益は、前年同期比48.5%増の19億4,600万ユーロで、同社史上最高の数字となりました。「車両販売台数を考慮すると大変高い売上高と利益によって確固たる基盤が生まれ、それはまた質的な成長を目指す当社の長期プランに対する最高の証拠となっています」と、シュタートラーは強調しています。税引後利益は、前年同期比63%増の13億4,300 万ユーロです。

アウディグループのROI(投資利益率)も、4.5%の大幅増となる14.2%(2005 年:9.7%)となりました。これは自動車業界のリーダーといえる数字です。売上高に対するこの目覚しい利益の増加は、4.9%から6.2%に増加した収益率の増加にも反映されました。

11 年連続で販売台数記録更新
アウディブランドは、2006年に11年連続となる販売台数記録を樹立しました。世界のお客様にお届けした車両の台数は、前年同期比9.2%、7 万6,079 台増となる905,188 台(829,109 台
)でした。アウディブランドの車両は世界41 のマーケットで販売されました。

アウディは、ドイツでも史上最高の販売台数を達成しました。2006 年には、前年同期比4.3%増となる257,792 台(247,125 台)の車両が販売されました。アウディはドイツ市場において7.6%のマーケットシェアを獲得することにより、過去26年で最高の数字を達成しました。

「アウディは、世界規模で販売を加速している成功した会社です。上位10 のマーケットにおける販売台数は、全体の約80%を占めています」と、アウディAG マーケティング&セールス担当取締役のラルフ・ヴァイラーは述べています。最大の輸出市場は相変わらず米国で、90,116台(83,066台、8.5%増
)と新記録になりました。続いて英国の86,003台(81,374台、5.7%増)、香港を除いた中国の80,808 台(58,128 台、39.0%増)と続きます。香港を含めると、中国市場では38.8%増となる81,708 台を販売しています。

「中国は、ドイツに次ぐ第2 のホームマーケットとなりつつあります。当社にとって最も成長の可能性を秘めた国であり、長年に渡って高級車市場で築き上げた基盤の上に、さらなる業績を積み重ねていく努力を行っています。」とヴァイラーはコメントしています。

ドイツを除くヨーロッパでは、前年同期比7.7%増となる400,671 台(371,995 台)を販売しています。販売台数の増加が著しかったマーケットは、スペイン、フランス、ベルギー、イタリア、英国でした。

東ヨーロッパマーケットも好調な販売を継続しています。販売台数は、前年同期比31.7%増となる27,083 台(20,559 台
)となりました。なかでも注目すべきはロシアでしょう。プレミアムセグメントにおいてアウディがマーケットリーダーとして注目され、64.3%の成長を見せています。

子会社のランボルギーニは、2005年に樹立した販売記録(1,600台)を更新し、前年同期比30.4%増となる2,087台を販売しました。

記録的な車両およびエンジン生産

2006 年の車両生産台数(ランボルギーニを含む)も、前年同期比14.1%増となる926,180 台の記録的なレベルに達しました。その内の33.1%をクワトロモデルが占め、アウディがプレミアムセグメントにおける4輪駆動モデルのマーケットリーダーであることを示しています。アウディグループのエンジン生産数は、前年同期比11.8%増となる1,895,695 台でした。

質と量の両面における成長で雇用を確保
アウディが最近、生産拠点を選択する際に明らかとなったのは、生産基盤としてのドイツへの信頼感です。「ニューモデルの生産場所を決めるときには、国際的な競争力を保ちつつ車両を製造できることが重要です。」と、シュタートラーは説明しています。

2006 年12月31 日現在の従業員数は52,463 人で、2005 年の高い水準(52,430 人
)を維持しています。その内、アウディAG の従
業員は44,719 人(44,970 人)で、インゴルシュタットには31,304 人(31,337 人)、ネッカーズルムには13,415 人(13,633 人)が働いています。アウディ・ハンガリア・モーターKft.は5,373 人(5,022 人)を雇用し、ランボルギーニ・グループは672 人(681 人)、フォルクスワーゲン・グループ・イタリアS.P.A.(旧アウトジェルマS.p.A.)は875人(845人)を雇用しています。アウディは、インゴルシュタットとネッカーズルムの工場において、20 の業務分野わたり2,231 人(2,236 人)の実習生を擁し、前年と同程度の高いレベルを維持する予定です。

2005 年にはじめて支給された従業員への利益分配は、記録的な利益を反映して2006 年にはさらに増加し、総額8,150 万ユーロの
給与が追加支給されました。これは平均すると1 人あたり1,959 ユーロとなり、前年比で4 倍にもなっています。この分配金は、従業
員に対する利益分配協定に追加する形で支給されます。

2007 年の見通し:維持可能な成長
「当社の戦略は、販売台数、売上高、利益のすべてにおける成長に焦点を当てます。2006 年の記録的な数字を見ていただければ、
当社の戦略が正しく機能していることをご理解いただけると思います。しかし、現在の成功に甘んじるつもりはありません。今年から将来にかけての目標は、達成した販売台数、売上高、利益を維持することと、着実な成長を確保することです」と、シュタートラーは述べています。「2007 年、アウディは快調なスタートを切りました。1 月には75,150 台を販売しましたが、これは1 月単月の最高記録となるものです」。全世界における2007 年1 月のアウディ販売台数は、前年同月比で8.0%の増加となっています。

近年における数と質の両面における平均以上の成長を基盤にして、2007 年にもアウディは前年と少なくとも同等の業績を見込んでいます。「今年のアニュアルレポートのタイトルにも採用した『プログレッシブ・パフォーマンス』という当社のスローガンの下、燃費のさらなる向上を実現し、また代替燃料と駆動原理の開発を推進するさまざまな方策を採用します」と、シュタートラーは明言しました。アウディグループは既存および新規マーケットにおいて成長の可能性を追求し、プロセスを合理化し、製品イニシアチブを通じて体系的に前進してゆきます。新型アウディA5の生産ラインは、A5クーペの投入により、上半期から立ち上がります。アウディはまた、コンパクトでスポーティなスモールカーも開発することを決定しました。「本来ならば、今年はちょっと一息ついても良いのですが、我々は非常に野心的な目標を持っています。2008 年末までに、販売台数100 万台の壁を超えたいと思っているのです。そして2015 年までには、150 万台を目指します」と、シュタートラーは恒例の年次記者会見を締めくくりました。

) 前年の数字と成長率はカッコ内に示しました。




● 年次報告書は、http://www.audi.de/investorrelations から入手可能です。

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