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2008/11/13Company

アウディ アクシデント リサーチ ユニット(AARU)発足10周年を迎える

●インゴルシュタットの技術開発部にある衝突試験施設のホールで10周年式典を実施
●バイエルン州内務省副大臣ベルナルドヴァイス氏をはじめとする来賓
●レーゲンスブルク大学病院外傷外科部、バイエルン州警察との連携
●アウディ アクシデント リサーチユニット(AARU)、技術面、医学面、精神面の要素を統合

アウディ アクシデントリサーチ ユニット(AARU)発足10周年の節目を祝うために行われた式典は、号砲にも似た大音響で始まりました。インゴルシュタットの技術開発部にある衝突試験施設のホールで、バイエルン州内務省副大臣ベルナルドヴァイス氏をはじめとする来賓客は、アウディ A3カブリオレを使用した実際の衝突試験を目の当たりにしました。1998年の発足以来、分野の垣根を越えたエキスパートたちで構成されるAARUのチームは、事故に遭遇したアウディ車に関するデータを収集してきました。AARUは、レーゲンスブルク大学病院外傷外科部、バイエルン州警察とアウディで構成される自動車衝突事故の研究チームで、アウディは設立当初より、その活動資金を全面提供しています。

アウディの技術開発担当役員であるミヒャエルディックは、歓迎のスピーチにおいて、アウディが外部の有識者と衝突事故の研究を続けてきた理由を次のように強調しました。「AARUは、企業、科学界、公共機関をつなぐ、垣根を越えたユニークなパートナーシップです。アウディがAARUを創立したのは、実際の事故について、より深く学び、事故状況においてアウディの各モデルがどのような挙動を示すかを知るためでした。」

「開発段階で行われる数多くのシミュレーションや衝突試験に加え、実際に発生した事故を分析することで、事故に影響を与える多様な要因を深く知ることが可能になる。」とディックは付け加えました。「分析によって得られる情報は、日常的開発業務に大きな価値をもたらします。」それは設計時において、多くの意思決定に寄与し、新世代の車に盛り込む技術内容の決定に、重要な役割を果たしています。」

事故の技術的、医学的な分析、および事故の経緯や関係した人に関する一般的なデータを収集することに加え、研究者たちは心理的側面もなおざりにはしません。衝突事故の研究の目標とは、交通の安全性を高めること、現行および将来開発されるアウディ車の安全装備を改善していくことに加え、より効果的なドライバー支援システムの開発、さらには「事故を予防する車」の実現すらもその範疇と捉えています。AARUのパートナーは、レーゲンスブルク大学病院外傷外科部、バイエルン州警察です。

道路で起こる事故の主な理由は、人為的なエラーです。事故の直前に何があったのか?なぜ衝突してしまったのか?ドライバーは何かに気を取られていたのか?個人的な、あるいは仕事関係のストレスに苛まれていたのか?ドライバーは危険を察知できなかったのか、それとも意識的にリスクを選んだのか?これらの疑問は、有能な心理学者がリーダーを務めるAARU内のチームによって掘り下げられます。それによって、事故発生直前のプレクラッシュ段階でドライバーがどのような行動を取り、なにを考えていたのか、実際のケースから貴重な事実を探り出すことが可能となるのです。得られたデータは、ドライバー支援システムの性能向上のため、開発プロセスに遅滞なくフィードバックされます。

音声認識による車両操作、ナイトビジョンテクノロジー、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスタンスシステム、自動緊急制動機能などといった高度なテクノロジーを駆使したシステムを適切に設定するためには、緊急時におけるドライバーの反応を知り、それをシステム設計に活用することが欠かせません。

アウディの衝突事故研究チームに課せられたタスクとは、各モデルを改善するための作業エリアを特定し、また実際状況において車両のセーフティシステムがどれほど効果的に作動するか、車両挙動はどうか評価するために、技術的な視点から事故を分析し再現することです。その結果は、アウディ車の開発に直接盛り込まれます。「当社の行うリサーチは、つねに人間に焦点を当てています」とディックは語りました。

アウディ車が関わる事故を分析する際には、技術面ばかりでなく医学的側面も対象とすることが、当初から決まっていました。また、アウディ車の開発において、走行安全性にはきわめて高いプライオリティが与えられています。アウディは、事故の未然防止と、事故の軽減を目指し、既存のアクティブ&パッシブセーフティシステムをさらに進化させることで、また新技術の開発によって、交通の安全向上に貢献し続けています。

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