【第9戦:ベルアイル】
●デトロイトの市街地レースで、総合3位を獲得
●ファスラーが、自身初のLMP1クラス優勝を飾る
●ルール/ヴェルナー組は、アクシデントによるリタイアを喫する
マルセル・ファスラーとエマニュエル・ピロの2人が、デトロイトの市街地コース(アメリカ合衆国ミシガン州)で開催されたアメリカン・ルマン・シリーズで初となるLMP1クラス優勝を飾りました。彼らは終始ミスのないドライビングを続け、アウディR10 TDIを総合3位でゴールさせました。ルーカス・ルールとマルコ・ヴェルナーは、レース序盤のアクシデントによるリタイアで、連勝記録が7回でストップ、今季初のノーポイントを喫しました。
“ベル島公道サーキット”でのチーム アウディスポーツ ノースアメリカの2台のアウディR10 TDIプロトタイプは、4列目グリッドからスタートしました。レース開始後最初の30分で、エマニュエル・ピロとルーカス・ルールの2人は、2台のペンスキー・ポルシェと、4台のアキュラ/ホンダの内の1台をオーバーテイクしました。2台のR10 TDIはその後、ルーカス・ルールが激しいバンプでブレーキペダルから足を滑らせ、タイヤウォールにハイスピードで激突するクラッシュに見舞われる22周目まで、4 & 5番手ポジションで走行を続けていました。ルール自身は無傷でしたが、IMSAの規則によりマシンのリペアが許可されなかった為に、彼とチームメイトのマルコ・ヴェルナーのレースは、早々に終了してしまいました。
このため、アウディチームの望みはすべて、62ラップ目にエマニュエル・ピロからマルセル・ファスラーにバトンタッチされた、もう一台のマシンに託されました。アウディでのレース参戦2回目となるマルセル・ファスラーは、ミスのないドライビングを続け、マシンを総合3位でゴールさせました。ファスラーは、アメリカン・ルマン・シリーズで自身初のクラス優勝を獲得しました。エマニュエル・ピロにとっては、今シーズン初の優勝となりました。
ロードアトランタ(10月4日)とラグナセカ(10月18日)で開催される2戦を残した状態で、LMP1クラスの年間チャンピオンの座は、ルーカス・ルール、マルコ・ヴェルナー、そしてエマニュエル・ピロの、すべてアウディドライバーの3人によって争われることになりました。マニュファクチャラーチャンピオンの座は、先週末のモスポートで、すでにアウディが獲得しています。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
芳しくない予選結果から挑んだレースだったが、非常に良い結果が出せたと思う。マルセル(ファスラー)とエマニュエル(ピロ)は、素晴らしい仕事をした。これはチームにも言えることで、アクシデントによって厳しい時間を過ごすことになったにも関わらず、総合3位でクラス優勝のポジションを維持することができた。
マルセル・ファスラー (アウディR10 TDI #1)
攻略がとても難しいコースだった。ステアリングを握る手が、常に激しく揺れていた。他車との混戦模様は、前回のロードアメリカよりも悪かったが、僕はハッピーだった。エマニュエル(ピロ)が素晴らしい仕事ぶりを見せてくれたし、ピットワークも素晴らしかった。タイヤがレース中ずっと良好な状態を保っていたことも良い材料だった。僕は、このチームの一員でいられることを本当に喜んでいる。素晴らしい気分だ。
エマニュエル・ピロ (アウディR10 TDI #1)
本当に嬉しく思っている。僕らは、この難しいサーキットで、ベストを尽くし、良いレースが出来たと思っている。僕が担当したスティントはあまり問題がなかったが、マルセルにとっては厳しいものだったと思う。僕らは、レース前に充分なテスト走行をすることが出来なかった。それにも関わらず、彼は素晴らしい仕事をしてマシンをゴールに導いてくれたのだ。
デイブ・マラジ (チームアウディスポーツノースアメリカ、チームディレクター)
タフな週末だった。我々は、セットアップ用の事前走行を充分に行うことが出来なかった。決してベストとはいえない仕上がりの状態でレース本番に望むしかなかったことから考えれば、総合3位という結果は、決して悪くはない結果だ。このコースは、我々にとって非常に難しいコースなのだ。
【ALMS第9戦 ベルアイル結果】
1. ロシター/モンタニー(アキュラ/ホンダ) 104ラップ2時間46分15.626秒
2. ブラバム/シャープ(アキュラ/ホンダ) +3.985秒
3. ファスラー/ピロ(AUDI R10 TDI) +20.114秒(1st in LMP1)
4. ド・フェラン /パゲノー(アキュラ/ホンダ) +28.836秒
5. デュマ /ベルンハルト(ポルシェ) +59.266秒
6. ブリスコー /ロング(ポルシェ) +59.792秒
7. スミス/ダイソン(ポルシェ) -1ラップ
8. デブリン /ボニラ(ローラ/マツダ) -1ラップ
9. フランキッティ /ライツィンガー(ポルシェ) -2ラップ
10. ベレッタ/ギャビン(シボレー) -4ラップ