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2008/09/04Motorsport

アウディ、ブランズ・ハッチで優勝を飾り、DTM選手権のリードを伸ばす

【第8戦:ブランズハッチ(イギリス)】

●アウディは今季4回目、ティモ・シャイダーにとって今季2度目の優勝
●マティアス・エクストロームが、素晴らしい追い上げの末に表彰台を獲得
●完璧な戦略と素晴らしいピットワークも見所に

ブランズ・ハッチで開催されたDTM第8戦で、アウディは2008年シーズンで4回目の優勝を獲得しました。不安定な天候となった英国での闘いで、ティモ・シャイダーは追いすがるポール・ディ・レスタとの僅差を守りきりました。その結果、ティモ・シャイダーは2万6800人(週末合計)の観客の前で、2位とのポイント差を9点に増やし、年間ランキングトップの座を強固なものとしました。マティアス・エクストロームは、脅威的な追い上げを見せて、7番手スタートから3位を獲得しました。

ブランズ・ハッチで素晴らしいパフォーマンスを見せたアウディチームは、優勝の他に、激しいバトルの末の予期しなかった表彰台も獲得しました。ティモ・シャイダーは、彼が所属するアウディ チームアブト スポーツラインのピットクルーの素晴らしい働きもあって、彼自身4度目となるポールtoフィニッシュを飾りました。ティモ・シャイダーは、霧雨にも関わらずスリックタイヤのまま走行して卓越したドライビングテクニックを見せつけ、2度に渡るピットイン後も、一度もトップの座を譲らずにレースを続けました。

全長1.929kmと短いコースの為、先頭を走るティモ・シャイダーは、周回遅れのマシンを2度もオーバーテイクする必要がありました。そんな中、彼が周回遅れのマシンに引っ掛かると、2番手を走るメルセデスのポール・ディ・レスタが、わずかコンマ数秒差に追いついてくることも度々でした。しかし、常に冷静さを保ち続けた彼は、最後にはわずか0.793秒という僅差を維持し、栄冠を勝ち取りました。若干29歳の彼は今回のレースで、ポールポジションと今季2度目の優勝のほかに、レース中の最速ラップも記録しました。彼は、2番手のジェイミー・グリーンに9ポイントの差をつけて年間ランキングトップに位置しています。この点差は、彼が4月にオッシャースレーベンのレースで優勝してランキングトップに立って以来、もっとも大きな点差となっています。

昨年のチャンピオンであるマティアス・エクストロームも、同様の素晴らしいパフォーマンスを発揮して、今年のチャンピオン争いの一角を担っています。7番手という思わしくない予選結果を受けて、彼はDTM参加80戦目となる今回のレースに、チームメイトとは違う作戦を立てて望みました。巧妙な作戦を立てた彼は、2回の必須ピットインの両方を、タイミングを遅らせて消化しました。59周目に2度目のピットインを行った際には、ピットクルーが全チーム中最短時間でピット作業を終わらせました。これにより、ピットイン前にトップを走っていた彼を、3番手でコースに復帰させることに成功しました。今季4度目の表彰台を獲得したエクストロームは、3レースを残した状態で、同点でランキング2位につけているジェィミー・グリーンとポール・ディ・レスタに、わずか1ポイント差に迫るランキング4位となりました。エクストロームは、今シーズンの全レースでポイントを獲得した2人のドライバーの1人となっています。

マルティン・トムツィクは、上位5台の枠に飛び込んだ3人目のアウディドライバーとなりました。彼は、ブルーノ・シュペングラーとの激しいバトルで英国のレースファンを魅了し、最後にバトルを制してシュペングラーを6位に退けました。トム・クリステンセン(7位)は、4台の新型アウディA4すべてのポイント獲得に貢献しました。

フランス人ドライバーのアレクサンドレ・プレマは、上位10台の枠に入った5人目のアウディドライバーとなりました。彼の後には、同じくアウディドライバーのマルクス・ヴィンケルホック、オリバー・ジャービス、マイク・ロッケンフェラー、そしてクリスチャン・アルバースが続いています。

バルセロナ大会を前に、ポイントランキングのトップ4が、10ポイント差にひしめいています。残り3大会のうち最初のレースは、今から3週間後の9月21日に、カタルーニャサーキットで開催されます。

【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】

Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
今回の結果にはとても満足している。ポールトゥー フィニッシュと聞けば、簡単に優勝したように思われるかもしれないが、とてもそんな状況ではなかった。ティモは持てるパフォーマンスを目一杯発揮しなければならなかったし、事実、彼はそうした。マティアス・エクストロームは7番手スタートから3位を獲得した。優れた戦略を立て、それに従って彼とチームの両方が上手く振る舞った結果得られた離れ業だ。すべての働きが、満足いくものだったということだ。それにしても、残り3レースの段階でチャンピオン争いに9ポイントのリードを持てたことは、完全に安心出来る状況ではない。しかし、チャンピオン争いの中に2人のドライバーを持っている状況は、非常に良いと考えている。

ティモ・シャイダー (GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM #10)
ポールポジションからスタートし、最速ラップを記録し、そして優勝するなんて、今日はファンタスティックな1日だった。僕らはこの結果を素直に喜んでいるし、残り3レースにラストスパートを掛けようと思っている。過去2年はあまり良い成績を残せなかったので、ブランズ・ハッチにはあまりいい気分ではなくやって来た。レースウイーク中は、あらゆるデータやビデオに目を通して、出来る限りの準備をした。これらが、今日の成功の要因になっていたことは明らかだ。アウディならびに、素晴らしいサポートをしてくれたアプト スポーツラインのメカニック達に感謝したい。さらには、僕に抜かれる時を含めて、レース中ずっとフェアプレイに徹してしたメルセデスのドライバー達にも感謝したい。レースを本当に面白くする、素晴らしい姿勢だったと思う。

マティアス・エクストローム (Red Bull アウディA4 DTM #1)
ブランズ・ハッチには勝つつもりで来たけれど、予選でギアボックストラブルに見舞われてからは、残念ながら目標を変えざるを得なかった。予選7番手からのスタートでも表彰台を獲得出来たのは、素晴らしいことだ。レース中の僕のA4の状態は素晴らしく、どんどんオーバーテイクすることが出来たので、1日が終わった今は、結果に凄く満足している。チャンピオン争いは、まだ終わってはいない。確かに、ティモとの10ポイントの差は大きい。でも、何が起こるかが分からないのがDTMだ。特に、ドラマチックなシーズンの最終局面において、である。

【DTM第8戦 ブランズハッチの結果】

1. ティモ・シャイダー(GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM) 82ラップ 1時間00分25.549秒
2. ポール・ディ・レスタ(メルセデス) +0.793秒
3. マティアス・エクストローム(Red BullアウディA4 DTM) +4.077秒
4. ジェイミー・グリーン(メルセデス) +13.879秒
5. マルティン・トムツィク(Red BullアウディA4 DTM) +25.617秒
6. ブルーノ・シュペングラー(メルセデス) +37.762秒
7. トム・クリステンセン(アウディA4 DTM) +37.901秒
8. ゲイリー・パフェット(メルセデス) -1 LAP
9. ベルント・シュナイダー(メルセデス) -1 LAP
10. アレクサンドレ・プレマ(Audi Bank/Shell HelixアウディA4 DTM) -1 LAP

【DTM 第8戦までのドライバーズポイント】

1. ティモ・シャイダー(GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM) 54ポイント
2. ジェイミー・グリーン(メルセデス) 45ポイント
3. ポール・ディ・レスタ(メルセデス) 45ポイント
4. マティアス・エクストローム(Red Bull アウディ A4 DTM) 44ポイント
5. ブルーノ・シュペングラー(メルセデス) 31ポイント
6. マルティン・トムツィク(Red BullアウディA4 DTM) 26ポイント
7. トム・クリステンセン(アウディA4 DTM) 22ポイント
・・・・・・
10. マルクス・ヴィンケルホック(Playboy アウディA4 DTM) 6ポイント
11. オリバー・ジャービス (Best BuddiesアウディA4 DTM) 5ポイント
12. マイク・ロッケンフェラー(S lineアウディA4 DTM) 2ポイント
13. アレクサンドレ・プレマ (Audi Bank/Shell HelixアウディA4 DTM) 1ポイント

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