【第6戦:ザントフールト(ドイツ)】
●マティアス・エクストロームが今季2勝目を達成
●ティモ・シャイダーは2位を獲得し、ポイントランキングのリードを拡大
●トム・クリステンセン3位とマルティン・トムツィク4位獲得で“カルテット”を完成
アウディは、オランダのザントフールトで開催されたDTM第6戦で卓越したパフォーマンスを披露し、昨年と同様に1-2-3-4フィニッシュを達成しました。これは新型アウディA4 DTMにとって過去最高の結果であると同時に、アウディにとって45回目のDTM優勝となりました。昨年のチャンピオンのマティアス・エクストロームは、30歳になる誕生日の前日であるこの日、開幕戦ホッケンハイム以来となる今シーズン2度目の優勝を果たしました。今回で彼のDTM優勝歴は12回となり、過去2回のチャンピオン経験と合わせ、彼はアウディのDTMの歴史の中でもっとも優れたドライバーとなりました。
マティアス・エクストロームは、レース前日から優勝への下地をしっかりと固めていました。予選で自身の通算10回目となるポールポジションを獲得していた彼は、その優位性を活かし、レーススタート直後からリードをつくり出していました。2回に渡るピットストップの時でさえも彼(とチームクルーたち)はそのリードを保ち続け、フロントローからスタートして2番手を走るチームメイトのティモ・シャイダーに一度もトップを明け渡すことなく走り続けました。
レース終盤、マティアス・エクストロームはティモ・シャイダーの激しい追撃を受けましたが、わずか0.27秒の僅差でチームメイトを振り切り、今シーズン2度目の優勝を手にしました。2位でゴールしたことでシャイダーは、ポイントランキングのリードをこれまでの1ポイントから5ポイントにまで広げました。5ポイント差で彼に迫るランキング2番手は、前回まで2番手だったメルセデスのジェイミー・グリーンに変わって、マティアス・エクストロームとなりました。
予選3番手からスタートしたトム・クリステンセンはレース前半で、従来の記録を1秒上回る、1分33秒729というファステストラップを記録しました。そしてレース終了時には、今シーズン3回目となる表彰台を獲得しました。これにより、開幕戦のホッケンハイムと同様に、アウディが表彰台を独占しました。
マルティン・トムツィクは、彼より上位でスタートした2人のメルセデスドライバーのジェイミー・グリーンとブルーノ・スペングラーを抜き去って4位でゴールし、アウディによる上位独占体制を生み出しました。今回のザントフールト大会でのすべてのセッションでアウディが優勢だったことは、新型アウディA4 DTMが達成しうる最良の結果となりました。
旧モデルで参戦しているドライバーの最高位は、レース終盤でDTM最多チャンピオン記録保持者のベルント・シュナイダーとチームメイトのマイク・ロッケンフェラーを激しい鍔迫り合いの末に抜き去った、マルクス・ヴィンケルホックとなりました。ヴィンケルホックが旧モデルによるベストドライバーになるのは今回が3回目で、予選9番手を獲得したことで同時に、2006年スペックカーでのベストドライバーにもなりました。長きに渡って旧モデルによるベストドライバーの地位を守り続けているマイク・ロッケンフェラーは、10位を獲得しました。
全11大会中の第7戦は、今から2週間後にニュルブルクリンクで開催されます。ニュルブルクリンクでのアウディは、昨年マルティン・トムツィクが優勝を飾っています。
【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒ (アウディ モータースポーツ代表)
新型アウディA4DTMが1-2-3-4フィニッシュを達成出来たことに、非常に喜んでいる。我々は圧倒的なパフォーマンスを発揮し、そして最大限のポイントを獲得した。これによって、現在のチャンピオンシップの上位2人がアウディドライバーとなった。この状況は、今後いくつかの難しいレースを抱えている我々にとって、良い下地となった。我々はこのような下地を必要としていたし、今回それをつくり出すことが出来た。
マティアス・エクストローム (Red Bull アウディA4 DTM #1)
最高でした。今回の優勝は、僕にとってこのサーキットで3回目のものとなりました。さらに今回のレースは我々にとって、取りこぼしが許されないレースでもありました。しかし優勝したことで、チャンピオンシップの折り返し点で優位に立てています。今回の優勝でトップに5ポイント差のランキング2番手となれたので、次のレースを楽しみにしています。
ティモ・シャイダー (GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM #10)
我々全員にとって、センセーショナルな週末となった。もしかしたら、僕は違う戦略を立てようとした方が良かったのかもしれない。マティアスは2度とも僕の前でピットインした。このことは、明らかに彼に有利に働いたので、今回は2位に甘んじたのだ。レース中、マティアスに対して、いくらかのプレッシャーを与えることは出来たのだが、あれ以上にグッと近づくチャンスは得られなかった。しかし、レース終了直前には、マティアスの背後にコンマ2秒差まで詰め寄れたのだから素晴らしいことだ。アウディが1-2-3-4フィニッシュを達成したことに、おめでとうと言いたい。
【DTM第6戦 ザントフールトの結果】
1. マティアス・エクストローム(Red BullアウディA4 DTM) 38ラップ 1時間01分03.298秒
2. ティモ・シャイダー(GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM) +0.270秒
3. トム・クリステンセン(アウディA4 DTM) +6.760秒
4. マルティン・トムツィク(Red BullアウディA4 DTM) +10.183秒
5. ブルーノ・スペングラー(メルセデス) +21.919秒
6. ジェイミー・グリーン(メルセデス) +23.079秒
7. ポール・ディ・レスタ(メルセデス) +45.910秒
8. マルクス・ヴィンケルホック(PlayboyアウディA4 DTM) +49.564秒
9. ベルント・シュナイダー(メルセデス) +50.576秒
10. マイク・ロッケンフェラー(S lineアウディA4 DTM) +53.394秒
【DTM 第6戦までのドライバーズポイント】
1. ティモ・シャイダー(GW:plus/Top ServiceアウディA4 DTM) 40ポイント
2. マティアス・エクストローム(Red Bull アウディ A4 DTM) 35ポイント
3. ジェイミー・グリーン(メルセデス) 34ポイント
4. ポール・ディ・レスタ(メルセデス) 29ポイント
5. ブルーノ・シュペングラー(メルセデス) 26ポイント
6. マルティン・トムツィク(Red BullアウディA4 DTM) 22ポイント
7. トム・クリステンセン(アウディA4 DTM) 20ポイント