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2008/05/21Company

アウディ、プリ・プロダクションセンターを新設 製造部門と技術開発部門のネットワーク化を図り、いっそうの効率を追求

● 生産担当取締役フランク・ドレーフェス:「開発の初期段階からスリムなプロセスが実現」
● 技術開発担当取締役ミヒャエル・ディック:「より短期間で、より多くのアウディニューモデルを導入」
● 4,000万ユーロに上る巨費を投資

インゴルシュタット発:アウディAGは、競争力の向上を目指して新たな一歩を踏み出しました。4,000万ユーロの巨費を投じ、本社工場所在地のインゴルシュタットにプリ・プロダクションセンターが18ヶ月の工期を経て、5月19日、正式に開設しました。同センターは、製造部門と技術開発部門のネットワーク化を図り、これまで以上に早い時期に、製造およびプロセスの検証を可能にすると期待されています。

5階建てのプリ・プロダクションセンターは、ニューモデル開発の質と効率を最適化する目的で専用設計されました。同センターは、製造部門と技術開発部門により共有され、新製品の開発製造過程を積極的に支援します。「初期段階でネットワーク化を図ることができれば、2015年までにモデルラインナップを40車種に拡大するとともに、最高のクオリティをお約束できるでしょう」と、アウディAG技術開発担当取締役ミヒャエル・ディックは述べています。プリ・プロダクションセンター開設に伴い、これまで各工場に分散していた約850名のスタッフが、32,500平方メートルのワークショップとオフィスに集結します。

「効率的な製造を実施するには、適切な製造環境の下で信頼性の高い作業を実施しなければなりません。そこで、プロトタイプ段階から製造に関する諸問題に対処できる方法を策定したのです」と、製造担当取締役のフランク・ドレーフェスは、プリ・プロダクションセンター開設の目的を説明しています。

プリ・プロダクションセンターは、さまざまな技術開発の選択肢を提供します。たとえば、「ケイヴ(Cave)」と呼ばれるプロセスにおいては、最先端のバーチャル・リアリティ・テクノロジー(仮想現実技術)を駆使して、製品の初期コンセプト立案段階で、プロトタイプの実現可能性を検証することができます。また、プロトタイプの製作と並行して、デザインを進めることも可能です。さらに、バーチャル・リアリティ・テクノロジーは、実際の製造を実施する前に、そのプロセスを系統的にシミュレートする際にも大いに役立ちます。これにより、あらかじめ問題を特定し、その解決を図るだけでなく、より効率的なワークフローの設計を行うことも可能です。

「コミュニケーション経路が短縮され、車両製造にかかわるすべての部門に理想的なネットワークを構築することが可能です。量産開始以前のプロジェクト段階において、あらゆるプロセスを統合することができました」と、プリ・プロダクションセンター所長のヨーゼフ・ハーブラは述べています。とりわけ技術開発部門における試験車両製作と製造部門のパイロットプロダクションショップをひとつ屋根の下に収めることが、開発および製造部門のネットワーク化実現の原動力となりました。

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