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2009/09/01Company

アウディ、世界共通の新CI(コーポレート・アイデンティティ)を採用 2009年9月から新しいブランドロゴに移行

アウディ ジャパン株式会社(代表取締役社長:ドミニク ベッシュ、本社:東京都世田谷区)は、本日より新しいCI(コーポレート アイデンティティ、以下CI )を導入することを発表します。このCIは、アウディ ブランド創立100周年を機に、新しいアウディの歴史の一歩を踏み出すにあたり導入され、全世界共通で採用されるものです。

新しいCIは、アウディの先進性やスポーツ性、高性能などのブランドイメージを視覚化し、「世界で最も成功しているプレミアムブランド」になるというブランドミッションをサポートするものです。新しいブランドロゴは、ブランドのシンボルである「フォーリングス」、「Audi」という名前、そしてブランドスローガンである「Vorsprung durch Techinik(技術による先進)」という3つの要素で構成されます。フォーリングスのデザインも一新されました。新しいフォーリングスは、より緻密でリアル、洗練されたイメージとなっています。

アウディを象徴するカラーは、アウディの先進的な技術力とエモーショナル性を反映したものです。コーポレートカラーは「Vorsprung durch Techinik」を象徴するアルミニウムシルバー、アウディのスポーツ性を表現し、ブランド名にも使用されるアウディレッドの他、白、黒が組み合わされ、高品質なイメージを強調します。

尚、全国の正規販売店 店舗CIに関しては、新規設立店舗から順次導入してゆきます。

<アウディの新ブランドロゴ>

アウディ ブランドロゴの変遷

1909 ~
アウディの創設者は自動車界の先駆者でもあるアウグスト ホルヒです。アウディとは彼の姓“ホルヒ”(聴く)のラテン語訳です。設立当初から高い品質とテクノロジー、革新への挑戦という、アウディブランドの躍進が始まりました。

1932 ~
フォーリングスは、1932年に発足した企業連合体アウトウニオンに参加したアウディ、ホルヒ、ヴァンダラー、DKWの4社の共生を意味します。そして、アウトウニオンはこのシンボルの下にグランプリレースに参加し、アルミニウムシルバーのレーシングカーに奢られたフォーリングスと数々の記録を打ち立てたモデルは、たちまち名声を得ました。
このシンボルのもと、今ではスポーツカーの基準ともなっているミッドシップエンジンや、当時では画期的な技術であった前輪駆動、アルミ軽量構造、エアロダイナミズムの向上など、多くの先進テクノロジーが生み出されました。

1978 ~
1978年以降、長円形のアウディロゴは会社の歴史における新しい章を象徴しました。フルタイム4WDシステム“クワトロ”がこの時代に開発され、市場で一躍名を馳せました。そのきっかけとなったのは、やはりモータースポーツの舞台でした。
今日までモータースポーツの場でアウディのコミットメントを記している特徴的な赤色も、この時代に初めて使用されました。そして、アウディの一貫した姿勢を一言で表現するために1971年に確立されたアウディのブランドミッションステートメントが、「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」です。

1995 ~
1995年以降、フォーリングスとAudiが、会社と製品の両方を表すことになりました。
1993年にアウディA8を発表した時、軽量で高強度なアルミニウムを使った「アウディ スペース フレーム」構造によって、アウディはテクノロジーブランドからプレミアムブランドへと重要な一歩を踏み出しました。こののちアルミニウムシルバーは、アウディの卓越した技術と品質を示す、コーポレートデザインの最重要色となりました。

2009 ~
アウディブランドの100周年を機に、アウディは新たなロゴを採用します。アウディにおいては、立ち止まることはありえません。常に進化しつづける姿勢のみが、いかなる時代においても世界中で成功するキーとなります。「Vorsprung durch Technik」は、そうした過去から未来へとつながるアウディの進化を表します。

「Vorsprung durch Technik
(フォーシュプルンク デュルヒ テヒニーク:技術による先進)」の由来

アウトウニオンGmbHとNSU AGが合併したのは1969年のことでした。それにより生まれた「アウディNSUアウトウニオンAG」のプロダクトは、多様な技術的コンセプトを擁する10以上のモデルラインアップに拡大。当時マーケティング部に勤務していたハンス バウアーは、その技術力と洗練を、シンプルかつ絶妙なスローガンによって表現しました。それが「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」です。

1972年9月の中旬。インゴルシュタットにある劇場の入り口には、手の込んだ大きなゲートが建造されていました。アウディ80の発表が迫っているのです。この建造物が、アウディと何らかの関係を持っているということは、誰の目にもあきらかでした。巨大な文字で「AUDI NSU - Vorsprung durch Technik」と書いてあったからです。

1969年8月、インゴルシュタットを本拠とするアウトウニオンGmbHとネッカーズルムに本社を置くNSUが合併しました。フォルクスワーゲンヴェルクAGの子会社2社が合併して、アウディNSUアウトウニオンAGが生まれたことになります。その正式な創立は、遡って1969年1月1日とされました。ネッカーズルムを本社と定めた新会社は、NSUプリンツのモデルラインに採用された空冷エンジン、アウディ60およびアウディ100に搭載される水冷4気筒エンジン、さらにRo 80に使われた興味深いヴァンケルエンジンまで、多様なエンジンテクノロジーを擁することになりました。アウディNSUの各モデルに採用された駆動コンセプト、ボディ構造、デザインも同じく多種多様でした。アウディモデルとNSU Ro 80には前輪駆動、NSUプリンツやTTには後輪駆動を採用。アウディ100は軽量構造を備え、アウディ100クーペSはイタリアンスタイリング、NSU Ro 80は未来的ボディデザインを身にまとっていました。

当時アウディNSUのマーケティング部に勤務していたハンス バウアーは、自社の技術コンセプトの幅広さを踏まえ、1971年に1つの広告コピーを考え出しました。シンプルかつ絶妙なスローガン、それが「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」です。

ほどなくしてそのスローガンはアウディNSUのカタログで見られるようになりました。アウディ100、アウディ100クーペS、アウディ80、アウディ50、NSU Ro 80はすべて、「Vorsprung durch Technik」を体現するものとされたのです。そのスローガンは数年にわたって使われ続けましたが、1975年に変化が起こりました。広告の世界では、さらなる完璧に挑戦しようという試みが行われるものです。オリジナルから修正された、「Audi. Ein schönes Stück Technik(アウディ、すばらしい技術の粋)」あるいは「Audi. Gelassen fahren mit perfekter Technik(アウディ、完璧な技術による安心のドライビング)」というコピーが、国内の広告に登場し始めました。

しかし、新しいコピーの質がオリジナルをしのぐものではないと分かると、オリジナルが舞台裏で何度も使われるようになりました。そして1980年、アウディクワトロの発表に合わせ、オリジナルのコピーが表舞台に復活したのです。「Vorsprung durch Technik」が、セールス文書ではなく、広告の世界に戻ってきました。1984年5月に、きわめて明快なシグナルを世界に向けて発信したのも、このコピーを使った広告でした。ニュルンベルクからミュンヘンへと向かう連邦アウトバーンA9号線のインゴルシュタット北出口に隣接する高層ビルの上に、当時ヨーロッパ最大だったネオンサインが立てられたのです。それは、「Vorsprung durch Technik」のスローガンを伴った、赤茶色の長円形アウディマーク。コピー部の重量は実に7トン、トレードマーク部は4トンの重量がありました。7,500ワットの電力により夜も照明があたり、テクノロジーにより業界をリードしているのが誰かを、人々に伝えたのです。

車両全体に亜鉛めっきを施し、風洞試験で練り込まれたスタイリングを持つ第3世代のアウディ80が登場したのは1986年10月でしたが、それに合わせて「Vorsprung durch Technik」のスローガンもセールス用カタログや車載書類に使用されるようになりました。以来このコピーは、アウディのコーポレート アイデンティティにおける本質的要素として、不動の地位を占めています。

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