【WEC第7戦:富士スピードウェイ(日本)】
- ブノワ トレルイエが、アウディ勢トップタイムで予選2番手を獲得
- トム クリステンセンは、3番手ポジションでスタート
- Audi R18 e-tron quattroは、日本でのレースに向けて万全の準備で臨む
アウディはFIA世界耐久選手権(WEC)の第7戦で、良好なポジションからレースをスタートすることになりました。2台のAudi R18 e-tron quattroは、明日の決勝に向けてフロントローと、それに次ぐポジションを獲得しました。
予選にあたり、ブノワ トレルイエが、自身が持つ多くの富士スピードウェイ走行経験をフルに活かして、見事なポジションを獲得しました。過去12年間に渡り日本でレースをしてきた経験を持つ彼はその経験を遺憾なく発揮し、ポールポジションから非常に僅差のタイムをマークしました。彼がマークした1分27秒639の記録は、トヨタから参戦している中嶋一貴が記録したポールポジションのタイムにわずか0.14秒という僅差でした。
フロントローを獲得したゼッケン1号車の直後のポジションは、トム クリステンセンが駆るもう1台のAudi R18 e-tron quattroが獲得しました。ルマン最多優勝記録保持者の彼が叩き出した1分28秒370というタイムにより、予選3番手をゼッケン2号車が獲得したのです。
今シーズン7回目の闘いにあたって、アウディチームの目標は明らかです。今シーズンのアウディは、過去5回も優勝を獲得しています。そして明日の日曜日、シーズン6度目の優勝を獲得することを自身の目標として定めました。全長4.563kmに及ぶ、富士山を間近に望む富士スピードウェイでのAudi R18 e-tron quattroの準備は、水曜日に行われたテスト走行で幕を開けました。トヨタのホームコースであるこのサーキットは、我々にとって馴染みの薄いコーナーの数々が特長です。
WEC第7戦は、日曜日の11:00にスタートし、www.audi-live.comを通じてライブ放送されます。レース終盤の90分間は、ユーロスポーツでテレビ放映されます。
【チーム関係者のコメント】
Dr. ウォルフガング ウルリッヒ(アウディモータースポーツ代表):トヨタとの差がわずか0.14秒という、非常に近接した予選だった。これにより、決勝レースは非常に厳しい展開に見舞われるだろうと予感していると同時に、予想していたよりも接近戦となるだろうと考えている。最も重要なことは、我々は練習走行や予選では、決勝レースで勝利を収めるための最前の結果を得ているということだ。レースはスリリングな展開になるだろう。土曜日にこれほどまでに多くの観客が集まったことで、明日のレースではますます多くの観客が観戦に訪れてくれるのだろうと期待している。
ラルフ ユットナー(アウディスポーツ チームヨーストのテクニカルディレクター): 同時に上位3台のマシンがコースインしての予選は、非常にスリリングなものだった。ブノワ トレルイエのラップタイムは文句ない結果だったが、中嶋一貴は、それ以上に素晴らしいタイムで我々からポールポジションを奪っていった。彼の走りは素晴らしかったと言わざるを得ない。ここはトヨタのホームサーキットなので、彼はこのコースにとても慣れていたのだろうと考えられる。彼と我々とのラップタイム差はわずかなものだ。一方、トム クリステンセンはベストのタイヤでのアタックが出来なかった。そんな中で、予選2-3番手の結果を得たことは、決勝レースへの大きな期待を寄せることが出来るファクターだ。
トム クリステンセン(Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車): およそ20年前に、私のスポーツカーレースのキャリアが始まった日本で再びレースが出来ることをとても嬉しく思っています。我々は万全の準備で今回のレースに臨んでおり、私自身は予選でベストを尽くした。残念なことに、最初のアタックは良いものではなく、第3セクター部分でのみ良い走りが出来た。それ以降、私のベストの走りを披露する機会には恵まれなかった。それが今回のタイヤでレースを戦う以外に、新しい試みを試せなかった理由だ。
アラン マクニッシュ(Audi R18 e-tron quattroゼッケン2号車): 我々は、テストならびに公式練習を非常に集中して行った。我々の作業でもっとも重要な焦点は、レース本番に向けて最良のバランスを見つけ出すことだった。今回のコースはとてもチャレンジングで、走行安定性と安定して性能を発揮出来るマシンでなければ攻略が難しいからだ。これは、長距離レースに臨むに当たって我々が常に重要課題としている目標だ。予選ではトヨタに若干のリードを許してしまった。そしてトムは最後までクリアラップを取ることが出来なかったことが非常に残念だ。
マルセル ファスラー(Audi R18 e-tron quattroゼッケン1号車): ブノワは素晴らしいラップを記録してくれた。最終的にトヨタに非常な僅差に迫ってくれた。だが、それが彼にとっては少しばかり不満なことだということも分かっているつもりだ。だとしても、彼の凄さが色褪せるものではない。彼はマシンの性能を最大限に引き出してくれたし、それが決勝レースに対してとても重要なことだ。アウディのマシンが持つ素晴らしいポテンシャルを見せつけてくれた。決勝では、そのパフォーマンスを存分に発揮した走りをしたい。
アンドレ ロッテラー(Audi R18 e-tron quattroゼッケン1号車): トレルイエは、本当に素晴らしい走りをみせてくれた。彼はこのコースを良く知っているし、持てる才能のすべてを発揮して走ってくれた。わずか0.14秒の差だったことから、予選終了後に「たったこれだけの差を挽回することは出来ただろうに」と考える人は多いだろう。しかし、明日のレースでは私が期待してやまない、非常に激しいバトルをお目に掛けることになるだろう。
ブノワ トレルイエ(Audi R18 e-tron quattroゼッケン1号車): もう少し速く走れたかもしれないけれど、今回の予選アタックは充分に良かったと思っている。ポールポジションを獲得出来る可能性があったかどうかは分からない。マシンはすごく良い状態だった。私のレースキャリアの大部分を過ごした日本なので、多くの観客は私がポールポジションを獲ると思っていたかと思うと、少し残念な気分ではある。数多くの人達がサーキットに駆けつけてくれて、私の来日を歓迎してくれていた。私はポールポジションを獲得することで、そんな人達とチームへの感謝の気持ちを表そうと思っていた。
【WEC第7戦:富士スピードウェイの予選結果】
1. ブルツ / ラピエール / 中嶋 (Toyota) 1’27”499
2. ファスラー / ロッテラー / トレルイエ (Audi R18 e-tron quattro) 1’27”639
3. クリステンセン / マクニッシュ (Audi R18 e-tron quattro) 1’28”370
4. プロスト / ヤニ (Lola-Toyota) 1’29”871
5. ラベンティス / ワッツ / ケーネ (HPD-Honda) 1’30”051
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