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2015/03/11Company

アウディ、2014年 年次記者会見報告 世界で174万台販売、営業売上利益率9.6%達成

● 2014のアウディグループ: 500億ユーロ以上の収益、営業利益は50億ユーロ以上、営業売上利益率は9.6%
● 30億ユーロのネットキャッシュフローと約60億ユーロの税引き前利益が当社の財務の高い健全性を示す
● AUDI AG 取締役会会長のルパート シュタートラー: 「今年も非常に堅調なスタートを切ることができ、2015年も過去最高の販売台数を目指す」
● 財務担当取締役のアクセル ストロットベック: 「多額の先行投資にも関わらず、営業売上利益率は私たちの戦略的目標値の上限値を達成」
● 技術担当取締役のウルリッヒ ハッケンベルク: 「新型Audi Q7、Audi R8、そしてAudi A4が、2015年の私たちのモデル攻勢のハイライト」
● 人事担当取締役のトーマス シギ: 「2015年も、世界中で新たに6,000人を雇用し、私たちの専門的アドバンテージをさらに高めて行く」

3月10日 インゴルシュタット / 過去最高の174万台以上の車両を販売し、2014年にアウディの収益は初めて530億ユーロを上回りました。営業利益は51億5,000万ユーロ、営業売上利益率は9.6%となり、8~10%としていた戦略的目標の上限値を達成しました。財務上の収入増を算入した後の税引き前利益も約60億ユーロに増加しています。税引き前の売上利益率は11.1%です。2020年までに、アウディはモデルラインアップを60にまで拡大する予定です。そのため、2019年までに製品と技術に240億ユーロを投資し、世界的に生産拠点ネットワークを拡大してゆく計画です。この成長戦略に沿い、2015年にアウディグループは全世界で6,000人以上の新規雇用を行い、専門技術を持つ従業員を増強します。そして2015年も再び前年を上回る販売を計画しています。

火曜日、インゴルシュタットの本社で行われた年次総会において、AUDI AGは2014会計年度の主要指標と2015年度の見通しを示しました。AUDI AG 取締役会会長のルパート シュタートラーは、「私たちは2014年に計画以上の台数を販売しました。今年も非常に堅調なスタートを切ることができ、2015年にもさらなる販売記録を達成する計画です」と述べました。今年、私たちは新型Audi Q7、新型Audi R8、そして新しいAudi A4ファミリーでモデル攻勢の次のステージを始動します。

アウディは2014年、不均一な市場環境にも関わらず堅調な実績を残し、すべての地域で販売台数を伸ばしました。私たちは50ヶ国で販売台数記録を達成しています。全世界でのアウディモデルの販売台数は1,741,129台(2013: 1,575,480台)となり、10.5%の増加となりました。(2013: 8.3%)。これは、当初の目標台数170万台をはっきりと上回る記録です。アウディグループの収益は537億8,700万ユーロとなり(2013: 498億8,000万ユーロ)、前年比7.8%増となりました。

世界的な生産拠点の拡大整備、また特に全世界で厳しくなってきているCO2規制に対応するための新製品と技術への多額の先行投資にも関わらず、アウディグループの営業利益は2.4%増の51億5,000万ユーロ(2013:50億3,000万ユーロ)でした。また、2014年に会社は2013年より約10億ユーロ増となる約45億ユーロの投資を行いました。営業売上利益率は9.6%(2013:10.1 %)となり、8~10%としていた戦略的目標の上限値を達成しています。

車両の販売台数が大幅に増え、多くのニューモデルを投入したにも関わらず、アウディグループの販売経費も増加はしましたが収益に比べて低い増加率であり、5.5%増の48億9,500万ユーロ(2013: 46億4,100万ユーロ)でした。


財務収入は8億4,100万ユーロとなり2013年(2億9,300万ユーロ)に比べて非常に高くなりました。これは、連結資本である中国のジョイントベンチャー会社FAW-VWオートモーティブの営業利益のアウディのシェアを含みます。全体でアウディグループの税引き前利益は12.5%増の59億9,100万ユーロ(2013: 53億2,300万ユーロ)となりました。税引き前の売上利益率は2013年の10.7%から11.1%へと向上し、会社の力強い利益性を示しました。


財務担当取締役のアクセル ストロットベックはインゴルシュタットに集まった約350人のジャーナリストたちに、「これらの主要な財務指標は、私たちが今後に向かって計画的に準備を進めていること、そしてそれにも関わらず高い利益性を確保していることを示しています」と述べました。高いレベルの先行投資にも関わらず、会社は8~10%という営業売上利益率の戦略的目標の上限値を達成しました。


2014年の1月から12月までで、アウディは前年比ほぼ25%となる、過去最高額の45億ユーロ以上もの投資を行いました。2019年までに、会社はトータルで240億ユーロの投資を計画しています。焦点は技術開発とニューモデルです。また世界的に生産拠点も拡大する予定です。すべての投資は営業活動のキャッシュフローから賄われるものです。


「私たちのこれからの記録的な投資を視野に入れ、今後も計画的な効率性を追求して参ります。2015年には20億ユーロ以上のネットキャッシュインフローを達成したいと思っています」とストロットベックは述べています。投資の増加にも関わらず、2014年のネットキャッシュインフローは30億ユーロで、前年の32億ユーロに比べてわずかな減少にとどまっています。


2014年12月31日時点でのアウディグループの純流動性資産は163億ユーロで、前年の147億ユーロと比べて16億ユーロ増となっています。


アウディは2020年までに、モデルラインアップを現在の52から60にまで増やす計画を立てています。年次総会において技術担当取締役のウルリッヒ ハッケンベルクは、「Audi Q7、Audi R8、そしてAudi A4のニューモデルが私たちの2015年のモデル攻勢のハイライトです」と述べました。私たちアウディは引き続き、先駆的技術と、スポーティなアウディのDNAを持つプログレッシブなモデルで世界中のお客様を魅了してゆきます。


アウディは今年の初めにデトロイトで新型Audi Q7を発表しました。このSUVは先代モデルに比べて最大325kg軽量化されており、約26%効率が良くなっています。新型Audi Q7 e-tron quattroも先週のジュネーブモーターショーでデビューしました。これはディーゼルエンジンとquattroドライブが組み合わされた初めてのプラグイン ハイブリッドモデルです。今後数年間で、アウディは順次すべてのモデルラインアップに電気ドライブトレインを導入してゆく予定です。


アウディは自動運転におけるパイオニアです。これまでに、複雑な技術を完全に制御できることを何度も披露してきました。2014年10月には、Audi RS 7自動運転コンセプトがホッケンハイムのグランプリコースを無人で、最高240km/hもの速度で周回しました。1月初旬にはフォーリングスのブランド、アウディは新記録を達成しています。ジャーナリストたちが、シリコンバレーからラスベガスのCESまで約900kmの道のりをアウディに乗り、自動運転モードで移動しました。Audi A7 Sportback自動運転コンセプトは、この日常コンディションのもとでの長距離テストで非常に素晴らしいパフォーマンスを見せました。これにより、アウディはその自動運転技術が既に量産の準備が整っていることを改めて示しました。


革新技術は従業員のアイディアに基づいています。そのためアウディは昨年、軽量構造、通信技術関係、電気モビリティの分野の専門技術チームを強化してきました。「私たちはドイツ国内で約4,500人の新しい従業員を雇用しました」と人事担当取締役のトーマス シギが述べました。「彼らのノウハウにより、私たちは明日のモビリティを形作り、新しい推進力となってゆきます。」


また、全世界で80,000人以上がアウディグループで働いています。2014年には5,732人が増えました。年次総会において、AUDI AG 取締役会は全従業員に、その努力とコミットメントに対し感謝の意を述べました。今年も、AUDI AGは従業員と前年の成功を分かち合います。ドイツ本社で働く従業員には包括的労働協約に沿い、6,540ユーロの平均利益配当ボーナスが支払われます。


アウディは成長戦略に沿い、資質のある人材でチームを強化するために2015年も引き続き採用を行っていきます。ドイツ国内のみでは今年4,000人、全世界では6,000人以上の新しいメンバーがブランドの「“Vorsprung durch Technik”(技術による先進)」を体現していくことになります。


今年も成長を引き続き推し進め、2014年よりもさらに多くのアウディモデルを顧客に販売して行きます。この際の挑戦的要素となるのは2015年の経済環境も予測が厳しい状況となっていることです。同時に、アウディは新車製造キャパシティや革新技術、魅力的なニューモデルのための先行投資を増やしています。さらなる要素として、主要マーケットにおける競争が激化していること、自動車業界内で代替ドライブシステムへの技術シフトが進んでいること、特に世界的にますます厳しくなっているCO2規制への対応などが挙げられます。


販売台数目標の上昇に伴い、全体的な経済状況にもよりますがアウディグループの収益も引き上げられます。営業売上利益率も引き続き8~10%の戦略的目標内の数値を目指します。


アウディはこの成長戦略のクオリティを確保するため、これまでも長く効率性を高めコストを削減する努力を払ってきました。アウディはまたその収益のクオリティも向上させる努力を行っています。今後各プレミアム競合メーカーに対して長期的に現在の成功を収められるよう、適切なプログラムを推進してこれらの営業努力を引き続き強化していきます。


(このリリースは、AUDI AGプレスリリースを翻訳したものです。)


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