- シーズン後半戦がスタート。真夏の富士スピードウェイに、2日間でのべ約6万人が来場
- 予選Q1を突破し14位からのスタート。決勝は粘り強い走りで13位完走
アウディ ジャパン株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：フィリップ ノアック）は、Audi R8 LMS で2019年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー（プライベート）チームをサポートしています。8月3日（土）、8月4日（日）、富士スピードウェイ（静岡県1周4,563m）で2019 SUPER GT第5戦となる「FUJI GT 500mile RACE」が開催されました。
今大会は500マイル（約807km）とシーズン最長のレースのため4度のドライバー交替が義務付けられています。Audi R8 LMSでシーズンを戦う#21 Audi Team Hitotsuyama（アウディ チーム ヒトツヤマ）は、レギュラードライバーのリチャード ライアン選手と富田 竜一郎選手のコンビに加えて、ベルギー人ドライバーのアレッシオ ピカリエロ選手を招聘。予選と決勝の両日ともに気温30℃を超える猛暑の中、予選と決勝で、延べ60,600人もの大観衆が富士スピードウェイを訪れました。
土曜日の予選Q1は、リチャード ライアン選手が担当しました。コンマ数秒で大きく順位が変動する熾烈な争いのなか12位でQ1を突破。Q2を任されたのは初の予選アタックとなるアレッシオ ピカリエロ選手でしたが、思うようにタイムがのびず予選14位という結果となりました。
日曜日の決勝レースは、気温は33℃を超え、路面温度は60℃にも迫るコンディションの中でスタート。第1スティントはリチャード ライアン選手が担当しました。スタートラップで1つポジションをあげるも、その後は一進一退の攻防が続きました。およそ1時間刻みで第2スティントをアレッシオ ピカリエロ選手が、第3スティントを富田 竜一郎選手が担当。その後、ふたたびリチャード ライアン選手がステアリングを握り、最終スティントを富田 竜一郎選手が担いました。途中2度のセーフティカー導入もありましたがジャンプアップの好機とはならず、チームは最終スティントまで大きなミスなく粘り強く走り続け、13位完走を果たしました。
Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「今回から新しいホイールを導入したのですが、タイヤとのマッチングやマシンの特性もかわったことで、セットアップに少し時間を要してしまいました。リチャード ライアン選手がうまく対応してくれてどうにか予選Q1を突破することができました。決勝はこの暑さでタイヤが厳しくなることは想定していましたが、NA（自然吸気）エンジンにも影響が出たようでストレートスピードが3〜4km/h遅くなっていたようです。気温のピークが過ぎた第3スティントで富田選手にハードタイヤで少し長めに走ってもらうなどの戦略もとりましたが、最終的に大きく順位をあげるところまでは至りませんでした。来週には公式テストもありますのでセッティングをつめて、後半戦のオートポリス、菅生、もてぎと残り3戦に挑みたいと思います。また月末の鈴鹿10Hでは、SUPER GT勢のトップに立てるよう頑張ります」
Audi Team Hitotsuyama リチャード ライアン選手のコメント
「今週末のマシンのバランスは難しい状態にありました。予選はなんとかアジャストしてQ1を突破することができました。決勝でも最初からポジションをあげようと努力はしたのですが、10〜15周を走るとタイヤのパフォーマンスが大きく落ちてしまうため上位を狙うことができませんでした。来週にはテストがあるので、次に向けてしっかりと準備を進めて、ジャンプアップしたいと思っています」
Audi Team Hitotsuyama 富田 竜一郎選手のコメント
「今回のレースは、結果だけを見ると厳しいレースとなってしまいましたが、チームとしてはドライバー、チームスタッフともにいい仕事ができたと思います。新しいホイールの投入や、新たな方向のセットアップなど次に繋がるものも多く得られました。来週行われる菅生でのテストでより良いものを見つけだし、次のレースではまたスピードを発揮できるようにチーム全体で頑張りたいと思っています」
Audi Team Hitotsuyama アレッシオ ピカリエロ選手のコメント
「アジアでのレースはこれまでに何度も経験しているので、暑さにはなれていますし肉体的には問題ありませんが、マシンにとってはタフな状況でした。決勝ではいいパフォーマンスを期待しましたが、タイヤにとって厳しいコンディションでなかなかペースが上げられず、ベストは尽くしたが、満足のいく結果は得られませんでした。鈴鹿10Hにも参戦します、トップ10を目指したいと思います」
8月23日（金）〜8月25日（日）、三重県・鈴鹿サーキットにて「SUZUKA 10 HOURS」が開催されます。昨年に始まったGT3カーの世界一を決める10時間耐久レースです。日本からはAudi Team Hitotsuyamaが今回の3名のドライバーを擁し、Audi R8 LMS でエントリーしています。また海外からはAudi Sport Team Absolute Racing、Audi Sport Team WRTが参戦予定です。
SUPER GT第6戦は、9月7日（土）〜8日（日）、大分県・オートポリスにて開催予定です。
