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2021/03/19Company

アウディ、コロナ危機を乗り越え2020会計年度に堅調な業績を記録(ドイツ本国発表資料)

  • CEOマルクス ドゥスマン:「力強いチームパフォーマンスにより、2020会計年度を成功裏に終了」
  • 厳しい市場環境において約500億ユーロの売上高を計上
  • 特別項目計上前営業利益は27億ユーロに減少、特別項目計上前営業利益率は5.5%
  • アウディ トランスフォーメーションプラン(ATP)と「Audi.Zukunft」(=Audi.Future)が重要な貢献を果たす
  • ネットキャッシュフローは高水準な46億ユーロ
  • 電動化に対する明確なフォーカスの継続:2021年に新たに導入されるモデルは、今回初めてその半分以上を電動化
  • CFOアルノ アントリッツ:「アウディは力強いポジショニングを構築し、未来関連分野への継続的な投資の余力を残している」

(ドイツ本国発表資料)

2021年3月18日、インゴルシュタット:困難な事業年度となった2020年に、アウディは持続可能でネットワーク化されたプレミアムモビリティのプロバイダーへの変革を積極的に推進しました。パンデミックの影響により、上半期の販売台数および売上高は大幅に減少しました。しかし、素晴らしい業績を達成した第4四半期を含む好調な下半期により、2020事業年度の売上高は約500億ユーロに達しました。特別項目計上前営業利益は27億ユーロ、特別項目計上前営業利益率は5.5%でした。フォルクスワーゲングループの相乗効果に加え、アウディ トランスフォーメーションプラン(ATP)と「Audi.Zukunft」が、この財務結果に重要な役割を果たしました。ネットキャッシュフローは46億ユーロとなり、依然として高い水準を維持しています。この理由は、継続的なコストおよび投資規律、フォルクスワーゲングループ内における約15億ユーロの株式売却によるものです。アウディは、e-ロードマップを固い決意とともに前進させました。2021年だけで、アウディはモデルラインナップにおける電気自動車の数を2倍に増加させ、PHEV攻勢も強化しています。コロナパンデミックが収束に向かうことと、半導体が安定供給されることを条件として、アウディは2021年に慎重かつ楽観的な見通しを立てています。


AUDI AG最高経営責任者(CEO)のマルクス ドゥスマンは、次のように述べています。「アウディは昨年の困難な状況に断固として立ち向かい、危機からより強く立ち上がるために必要なすべてのことを行いました。コロナパンデミックの世界的な影響は、私たちの事業年度に決定的な影響を及ぼしました。世界のすべての地域で自動車の需要が急落しましたが、下半期には、最初は中国で、その後はヨーロッパと米国などで、市場の安定性が戻ってきました。最終的に、第4四半期には、記録的な販売台数を達成して1年を締めくくることができました。昨年の第4四半期は、アウディの歴史の中で最も成功した四半期となりました。2020事業年度の特別項目計上前営業利益率は5.5%でした。この成果は、コロナパンデミック時における責任ある危機管理と、非常に力強いチームパフォーマンスの結果でもあります。アウディの従業員の、変化に対する意欲と柔軟な対応には大変満足しています」

2020年におけるアウディ ブランドの総販売台数は、169万2,773台(2019年:184万5,573台)でした。パンデミックに起因する約8%の減少率は、世界市場全体の約15%の減少率よりも大幅に低いものとなっています。年初こそ困難なスタートを切ったものの、その後市場は大きく回復し、第4四半期には50万5,583台の車両を販売して(2019年第4四半期:48万8,471台)、アウディ史上最も成功した四半期で会計年度を締めくくることができました。2020年後半の販売台数急増の理由は、積極的なコロナ危機管理と主要な市場における顕著な需要の回復によるものです。さらに、デジタルを活用したセールスおよびサービスの拡大を通じて、アウディはコロナパンデミックの課題に柔軟に対応しました。

2020年には、トップレンジのモデルとSUVモデルが特に好調でした。たとえば、Audi Q3とAudi A6の販売台数は、前年と比較して、それぞれ18.1%と11.8%増加しました。電気自動車のAudi e-tronは、Audi e-tron Sportbackとともに、ドイツのプレミアムメーカーでは、世界で最も売れている電気自動車となり、需要は前年比で約80%増加しました。それにより、Audi e-tronシリーズは、CO2排出量に関するアウディの目標達成に決定的に重要な貢献を果たしています。2020年度に、Audi Sport GmbHは、前年比16.1%増となる販売台数を記録して、新記録を達成しました。

2020年のアウディ グループの売上高は499億7,300万ユーロ(2019年:556億8,000万ユーロ)でした。特別項目計上前営業利益は27億3,900万ユーロ(2019年:45億900万ユーロ)で、特別項目計上前営業利益率は5.5%(2019年:8.1%)でした。特に第4四半期は、特別項目計上前営業利益が24億5,600万ユーロ(2019年:12億7,100万ユーロ)、営業利益率が14.7%(2019年:8.9%)で、上半期の損失を補って余りある利益を計上しました。この好業績は、市場の回復に伴い、販売台数が大幅に増加したことによるものです。さらに、アウディは、年末までコストと投資に関して厳格な規律を維持しました。

アウディ トランスフォーメーションプラン(ATP)を成功裏に実施したことも、財務状況にプラスの影響を及ぼしました。ATPにより、総額26億ユーロ(2019年:25億ユーロ)相当の対策が実施されました。これらのコスト削減効果は営業利益に大きく影響し、今後も持続的な影響を及ぼします。2年前に開始されて以来、効率を改善するためのこのプログラムは、70億ユーロの効果をもたらしました。その目標は、コストおよび収益面での対策を通じて、2022年までに合計約150億ユーロのコスト削減効果を達成することです。しかし、パンデミックによる販売減少の結果として、この目標達成には、わずかな遅延が生じる可能性があります。2019年に労働組合との間で締結された「Audi.Zukunft」契約も、雇用コストの削減を通じて成功に大きく貢献しています。以前と同様に、アウディは2029年までの雇用を保証し、プラットフォームベースで工場の生産能力を活用することにより、長期的な競争力を確保しています。

AUDI AG最高財務責任者(CFO)のアルノ アントリッツは、次のように述べています。「2020年は激動の年となりましたが、アウディは堅調な業績と健全なビジネスを維持しました。コロナパンデミックにおいては、製品ラインナップやアウディ ブランドの将来への適合性を損なうことなく、投資およびコスト規律を強化しました。アウディ トランスフォーメーションプランとAudi.Zukunft基本契約の両方が効果を発揮しています。どちらのプログラムも、アウディ グループの業績に大きく貢献しており、それにより、製品の電動化とデジタル化への投資を継続することが可能になりました」

アウディ グループの営業外収益は、前年度と比較して16億1,800万ユーロ(2019年:7億1,300万ユーロ)に増加しました。その主な理由は、2020年3月にはすでに回復傾向が見られ、4月以降は前年の月間出荷台数を上回った中国における好調な販売によるものです。中国における総販売台数は、市場規模が減少したにもかかわらず、前年を5.4%上回りました。さらに、フォルクスワーゲングループ内で「Audi Electronics Venture GmbH」を売却したことで、営業外収益に5億8,900万ユーロのプラスの影響を及ぼしました。税引前利益の最終的な金額は、41億8,700万ユーロ(2019年:52億2,300万ユーロ)となりました。

2020年の非常に困難な年におけるアウディ従業員の献身的な働きは、利益分配金という形で成果をもたらしています。ドイツの工場における熟練労働者の場合、2020年の利益分配金の額は1,080ユーロ(2019年:3,880ユーロ)となりました。この金額は、賃金協定に定められている営業利益に基づく計算式によって算出されました。アウディの子会社でも、利益分配に関する合意が取り決められています。さらに 、アウディは、コロナパンデミックに対する柔軟な対応と献身的な働きに対して感謝を示すため、集団賃金協定に従って、AUDI AGの従業員に1,200ユーロの特別ボーナスを支給しました。

伝統的にアウディの強みとなっているネットキャッシュフローは、2020年の困難な年に合計45億8,900万ユーロ(2019年:31億6,000万ユーロ)に増加しました。これは主に、投資およびコストのより厳格な管理によるものです。特に、固定資本投資は大幅に削減され、その割合は3.8%(2019年:4.9%)に減少しています。フォルクスワーゲングループ内における株式の売却は、ネットキャッシュフローに15億ユーロのプラスの影響を及ぼしました。その結果、純流動性資産は223億7,700万ユーロ(2019年:217億5,400万ユーロ)となり、高水準で安定しています。

フォルクスワーゲングループは、自動車業界の変革の課題に対応するため、グループのリソースを統合しています。そのため、2020年の年次株主総会において、株主は株式保有法に基づくスクイーズアウトを承認しました。これにより、AUDI AGの少数株主が保有するすべての株式がフォルクスワーゲンAGに譲渡されました。これは、アウディが将来にわたって強力で競争力のあるポジショニングを確保できるようにするための重要なステップです。それにより、フォルクスワーゲングループの相乗効果を、より効率的に活用できるようになりました。グループの緊密な協力の実例が、2020年半ばに設立された「Car.Software Organization」です。この組織には、フォルクスワーゲン グループブランドのソフトウェアに関するノウハウが集約され、さらに拡張されています。アウディCEOのマルクス ドゥスマンが監査役会議長を務める、このフォルクスワーゲングループの新会社は、すべてのブランド向けに統一された電子アーキテクチャーとオペレーティングシステム(OS)を開発しています。2024年末に、このソフトウェアプラットフォームは、アルテミスプロジェクトをベースにした最初のアウディモデルとともに初公開されます。このオペレーティングシステムは、フォルクスワーゲングループのすべての車両に段階的に搭載される予定です。開発費の予算を「Car.Software Organization」へ移転したことに加え、技術開発の効率向上により、2020会計年度の研究開発費の割合は7.3%に低下しました(2019年:7.9%)。

将来のモデルおよびテクノロジーに対する投資は、まだ十分に余力のある状態となっています。それにより、アウディはパンデミックにおいても、電動化攻勢を大きく前進させることが可能になっています。このビジネスおよび戦略的アプローチは、今後5年間に計画されている投資に見ることができます。予想される350億ユーロの投資総額のほぼ半分は、未来のテクノロジーに費やされます。このうちの約150億ユーロは、e-モビリティおよびハイブリッド化のみに割り当てられます。

2021年に新たに導入されるモデルは、今回初めてその半分以上が電動化されます。今年の電動化攻勢は、2月に発表したAudi e-tron GTによって開始されました。今年の半ばまでには、Audi Q4 e-tronおよびAudi Q4 e-tron Sportbackが発表される予定です。これらのモデルにより、アウディは、初めてコンパクトカーセグメントに電気自動車で参入します。さらに、アウディはPHEVのラインナップを拡大しています。内燃エンジン搭載車の半分には、今年中にプラグインハイブリッドモデルが登場する予定です。アウディは、2025年までに20以上の電気自動車を導入することを計画しており、PHEVポートフォリオの大幅な拡大を推進することを目指しています。アウディは、2025年までに、販売台数の約3分の1が、電気自動車とハイブリッド車になると予測しています。

e-ロードマップの実施において、中国市場は決定的に重要な役割を果たします。アウディは、中国におけるプレゼンスをさらに拡大し、ビジネスモデルの転換を意図的に実施しています。アウディは、長年のパートナーである中国第一汽車集団(FAW)との共同合弁会社である「Audi FAW New Energy Vehicle Company」を設立することにより、重要なマイルストーンを打ち立てました。2024年以降、ポルシェと共同開発したプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)をベースに、中国市場向けに長春(中国)で電気自動車を生産します。アウディCEOのマルクス ドゥスマンは、次のように述べています。「中国は私たちにとって新技術開発の重要な発信地であり、アウディの長期的な成功の重要な柱でもあります。特にプレミアムセグメントでは、中国市場の可能性がさらに拡大すると見込んでおり、この最大の市場における製品ポートフォリオをさらに強化します」 2021年末までに、12のアウディモデルが、中国で長い歴史を誇るFAW-Volkswagen(一汽大衆)合弁会社で生産される予定です。

2021年に、アウディ グループは、コロナパンデミックが収束に向かうことを条件として、世界経済は回復すると予測しています。アルノ アントリッツは、次のようにコメントしています。「私たちは、2021年に慎重かつ楽観的な見通しを立てています。そして、第4四半期の力強い勢いを継続したいと考えています。私たちの野心的な目標は、前年と比較して大幅な成長を遂げることです」

アウディ グループは、その魅力的な製品ラインナップを基盤として、前年度と比較して販売台数および売上高の明確な増加を見込んでいます。2021年に、アウディは7〜9%の営業利益率達成を計画しており、9〜11%の戦略的範囲に近づくことを目指しています。それにより、アウディは、プレミアムメーカーとして、製品関連投資を優先させ、固定資本投資の戦略的目標範囲を1%減らして、売上高の4〜5%にします。それとは対照的に、製品と未来のテクノロジーに対する投資を強化しています。アウディは、売上高に対する研究開発費の割合を、従来の5〜6%から、6〜7%に増加する予定です。これにより、アウディ ブランドの革新性を強調し、持続可能でネットワーク化されたプレミアムモビリティのプロバイダーへの変革を推進します。


アウディ グループの業績(抜粋)

      2020年   2019年 
アウディ ブランド 車両販売台数 単位:台   1,692,773    1,845,573 
アウディ グループ 売上高 単位:百万ユーロ  49,973   55,680 
アウディ グループ 特別項目計上前営業利益 単位:百万ユーロ    2,739   4,509 
アウディ グループ 特別項目計上前営業利益率 単位:%  5.5   8.1 
    
アウディ グループ 営業利益 単位:百万ユーロ  2,569   4,509 
アウディ グループ 営業利益率 単位:%  5.1   8.1 
    
アウディ グループ ネットキャッシュフロー 単位:百万ユーロ    4,589   3,160 
アウディ グループ 純流動性資産 単位:百万ユーロ  22,377   21,754 
    
アウディ グループ 投資利益率(RoI) 単位:%  7.4   12.7 


■関連資料ダウンロード:Audi Annual Reports ※英語版のみ

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