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2021/09/13Motorsport

2021 SUPER GT 第5戦、2台のAudi R8 LMSが完走

  • Team LeMans with MOTOYAMA Racingは、劇的な追い上げをみせ決勝18位
  • Audi Team Hitotsuyamaは、0.2秒の僅差でQ1クリアできず予選21位。決勝25位
  • Audi Sport customer racingファミリーの友情、パーツトレーラーの活躍

アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:マティアス シェーパース)は、Audi R8 LMSで2021年シーズンのSUPER GT GT300クラスに参戦するカスタマー(プライベート)チームをサポートしています。9月11(土)、12日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県1周3,586m)で2021 SUPER GT第5戦となる「SUGO GT 300km RACE」が開催されました。


昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スポーツランドSUGOでのレースが中止。今回2年ぶりのレースは、厳しい感染拡大防止策をとりながら観客を迎え入れて開催されました。

アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結しているHitotsuyama racingは、Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)として、SUPER GT GT300クラスに参戦。Aドライバーは、川端 伸太朗選手、そしてBドライバーには篠原 拓朗選手を起用。マシンのカラーリングは赤を基調にベージュを組み合わせたツートーンカラーで、ヨコハマタイヤを装着しています。

また、今シーズンはGT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたチームルマンと本山 哲氏とのジョイントプロジェクトTeam LeMans with MOTOYAMA Racingが、Audi R8 LMSによりGT300クラスに参戦。Aドライバーは本山 哲選手自身が務め、Bドライバーに片山 義章選手を起用。マシンのカラーリングは鮮やかなブルーを基調として、同じくヨコハマタイヤを装着しています。

土曜日の予選は、曇り空のもと、路面はドライコンディションでスタート。参加車両が29台と多いGT300クラスの予選は、A組、B組の2つに分かれてQ1を行い、各グループ上位8台がQ2へと進出するノックダウン方式を採用しています。#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは、午前中の練習走行で本山選手が第3コーナーでスピン、右リアを大破してしまい修理に時間を要するため予選は不参加。#21 Audi Team Hitotsuyamaは、川端選手が、B組で走行。トップタイムから1秒のあいだに13台がひしめく大混戦の中、惜しくも0.2秒差でQ2進出を逃しました。最終的に#21 Audi Team Hitotsuyamaは予選21位、予選を走行できなかった#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは27位からのスタートとなりました。

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingのマシンは、決勝レースの参加が危ぶまれる状況でしたが、アウディジャパンが毎戦配備しているパーツトレーラーより42品番58点の在庫パーツ、ならびにAudi Team Hitotsuyamaの協力のもと、チーム本拠地である静岡県からスペアパーツを急遽持ち込み、深夜に及ぶ修復作業で見事に修復を果たしました。

日曜日午後1時30分、快晴のもと決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、篠原選手がつとめました。スタート直後に少し順位を落とすも、その後はふたたび22位までポジションを戻し、25周を走りおえた時点でピットインし、川端選手へとドライバー交替。川端選手のスティントでは、セーフティカーやFCYが出るなど、荒れた展開となりましたが、抜きどころの少ないコースだけに順位を挽回するには至りませんでした。スティント後半ではタイヤが摩耗し、2度めのピットインを余儀なくされ、最終的に25位完走という結果となりました。一方、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは片山選手がスタートドライバーを担当。安定したラップを重ね、着実にポジションをあげながら34周を走行し本山選手にバトンタッチ。本山選手はこの日のアウディのレースベストタイムを次々と更新する気迫の走りで挽回し、18位完走となりました。

#21 Audi Team Hitotsuyama チーム代表 一ツ山 亮次氏のコメント
「公式練習では7番手のタイムとセッティングも決まっていたのですが、予選ではまわりのチームも想定していた以上にタイムをあげてきて、僅か0.2秒差でQ1 をクリアすることができませんでした。決勝は第1スティントの篠原選手の走行を短めにして、第2スティントの川端選手の走行時に新しいタイヤを投入して長く走る作戦でしたが、その後セーフティカーが入ったのが、我々のチームにとっては最悪のタイミングで、勝負権を失ってしまいました。今シーズンも残り3戦ですが、次こそポイントを取りたいと思っています」

#21 Audi Team Hitotsuyama 川端 伸太朗選手のコメント
「これまでエンジニアと一緒に頑張ってセッティングをつめてきた甲斐もあって、前回の鈴鹿からマシンのフィーリングはとてもよくなっています。ただ、エンジントラブルがあってストレートなどで少し速さが足りないのが、ポテンシャルを感じているだけに歯がゆいところではあります。決勝は50周のロングスティントで新しいタイヤを試しましたが、30周目くらいまではいいフィーリングで進化していることは感じました。オートポリスもタイヤに厳しいコースなので、しっかりマネジメントをしながら次こそいいレースをみせたいと思います」

#21 Audi Team Hitotsuyama 篠原 拓朗選手のコメント
「決勝レースでは、スタートドライバーを任せてもらい、前を抜きにいったのですが少しミスをしてしまいました。その後に何台か抜き返して挽回したのですが、やはり前半のミスで展開がかわったと感じています。菅生のようなコースは幅も狭くチャンスが少ないので無駄にしてはいけないと痛感しています。次のオートポリスも同様にテクニカルなコースなので、Audi R8の強みを活かして、積極的に走りたいと思っています」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 本山 哲選手のコメント
「朝方までかけてマシンを修復してくれたチームメンバーと、そしてサポートいただいた一ツ山レーシング皆さんにも感謝の言葉しかありません。それだけにしっかりと喜んでもらえるパフォーマンスをしようと思っていました。ほぼ最後尾からのスタートで、残念ながらチームがピットスルーペナルティを受けてしまいましたが、それがなければ10位くらいには入る速さがあったと思います。オートポリスも好きなサーキットなので、今回のミスを挽回する結果をしっかり見せたいと思っています」

#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racing 片山 義章選手のコメント
「今回決勝レースでは後方からのスタートで前がつまっていて、いい位置でレースをすることはできませんでしたが、ペースは悪くなかったと思いますし、次に期待できる速さはあったと感じています。オートポリスは僕自身、スーパーFJで初めて勝ったサーキットでもあり相性は悪くないと思います。独特の気候の難しさもあるコースですが、次こそいい結果を出したいと思います」

アウディ ジャパンは2016年来、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備してレースに参戦するカスタマーチームをサポートしています。専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約3,100アイテム、約11,100点の部品を積載し、今回のような予選におけるダメージでも、決勝を諦めることなく、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整えて、SUPER GT、スーパー耐久、およびTCRジャパンに参戦するチームと共にサーキットを転戦しています。

次戦、SUPER GT第6戦は、10月23日(土)〜24日(日)、オートポリスにて開催予定です。

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