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2022/01/12Motorsport

ダカールラリー中間結果:3台のAudi RS Q e-tronが革新的な強さを証明(ドイツ本国発表資料)

  • ステージ3で初勝利。表彰台6回獲得。
  • AUDI AG 技術開発担当取締役 ホフマン:「スタート時から高いパフォーマンスを発揮」
  • Audi Sport GmbHマネージングディレクター シーバッハ:「チーム内の雰囲気を誇りに思う」

(ドイツ本国発表資料)

2022年1月8日、リヤド/ノイブルク アン デア ドナウ:Audi RS Q e-tronはステージ3で初勝利を収め、既に6回の表彰台を獲得。高い信頼性を備えた電気駆動システム、初戦から示している高い戦闘力、世界でもっとも過酷なラリーにおいて展開するeモビリティの魅力。ダカールラリーの前半戦において、革新的な強さを見せるアウディに対して感嘆の声が上がっています。


AUDI AG技術開発担当取締役のオリバー ホフマンは、次のように述べています。「前半戦終了までのアウディチームのパフォーマンスには、本当に感激しています。私たちのチームは、記録的な速さでAudi RS Q e-tronを開発しました。このクルマは、最初から高い戦闘力をもつレベルに到達しており、ドライバー、コドライバー、そしてチーム全体が素晴らしいチームワークを見せています。そして、私たちが投入した高度なテクノロジーは、見事に期待に応えています」。カルロス サインツ/ルーカス クルス組は、4日目に大きな感動を巻き起こし、メディアの注目を集めました。ダカールラリーで3回の優勝経験を持つこのペアは、アル アルタウィヤからアル カイスマまでサウジアラビアの砂漠の中を走破する338kmのスペシャルステージで、Audi RS Q e-tronにステージ初勝利をもたらしました。このスペイン人ペアが記録した平均走行速度は、未舗装路での記録としては驚くべき138km/hにも達しました。その日のビバークで、彼らはTeam Audi Sportの全スタッフから祝福を受けました。

前半の7日間が終了した時点で、アウディチームはステージ優勝が1回、2位が2回、3位が3回という素晴らしい結果でした。サインツ/クルス組とともに参戦しているのは、ダカールで14回の優勝を誇るステファン ペテランセル/エドゥアール ブーランジェ組、ダカールラリーに2回目の挑戦となるマティアス エクストローム/エミール ベリークヴィスト組です。

Audi Sport GmbHマネージングディレクター兼アウディ モータースポーツ部門責任者のユリウス シーバッハは、次のように述べています。「チーム全体の雰囲気を誇りに思います。ラリーの前半戦を通じて見られた結束力は、この若いチームが1つのユニットへと急成長したことを示しています。スタート時点で“レース可能”な状態に仕上げるため、準備段階ではきわめて集中的な作業が行われました。私たちは、白紙の状態から開発を開始して、わずか1年でアウディのモータースポーツ史上もっとも高度な機能を備えたクルマを完成させました。ダカールラリー初参戦のアウディが、予想以上の結果を達成した前半戦の成功には、チームの結束力が決定的に重要な役割を果たしました」

参戦している3台のプロトタイプは、きわめて高度な構造を備えています。このクルマは、代替駆動コンセプトにより、高電圧バッテリーを使用した電動パワートレインに、非常に高い効率を誇るエネルギーコンバーターを組み合わせています。車両開発は非常に短期間でしたが、3台ともに大きな不具合もなく、過酷な砂漠環境を走り抜きました。

走行距離約4,700kmにも達する前半戦において、アウディは、成功とともに困難も体験しました。2日目は、ルートナビゲーションが難しかったことに加え、サスペンションへのダメージがチームのチャンスを奪いました。ステファン ペテランセルは、岩場を通過した際に左リヤサスペンションのリムとロワーウィッシュボーンを破損し、大きなダメージを負いました。修理のため、彼は救援トラックを待つことを余儀なくされました。修理後は慣例どおりビバークに直行しましたが、チェックポイントを通過できなかったことでチームには16時間のペナルティが科されました。昨年の勝者であるペテランセルは、ペナルティ時間中もチームのために全力を尽くし、第6および第7ステージではカルロス サインツのショックアブソーバー交換を何度も手伝いました。ユリウス シーバッハは、次のようにコメントしています。「このような行為は一流のプロのものであり、ドライバーの品格とチームスピリットを体現しています」

チームは、ラリーの現場においても多くの領域で車両の改善を行っていますが、Audi Sportのレーシング部門を統括するステファン ドライヤーも、実戦を通じて中長期的な改良ポイントを日々発見し続けています。彼は、次のようにコメントしています。「私たちが驚いたのは、問題はサスペンションのような従来の領域にしか発生していないということです。革新的かつ高い負荷を受けている駆動コンセプトにはいっさいのトラブルは発生していませんでした。車両のパフォーマンスも狙い通りであることも印象的でした。しかし、今回のラリーには、まだ長い道のりが残っていることも事実です。1週間後に、3台すべてのAudi RS Q e-tronがジェッダに到達するという目標に変わりはありません」。8,000km以上を走行したドライバーたちは、1月14日に、紅海に面した港町のジェッダに到着します。現時点でアウディ勢トップとなるマティアス エクストロームは総合14位、カルロス サインツは25位、ステファン ペテランセルは71位となっています。

追加コンテンツ
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>>ダカールラリーに参戦しているアウディの基本情報

※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

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