close

  • Start
  • Motorsport
  • Formula 1
  • アウディ、ザウバーをFormula 1戦略的パートナーに(ドイツ本国発表資料)

2022/10/27Motorsport

アウディ、ザウバーをFormula 1戦略的パートナーに(ドイツ本国発表資料)

  • 長い伝統を誇るスイスのレーシングチームが、2026年からアウディ ファクトリーチームに
  • 技術開発担当取締役 ホフマン:経験豊富で有能なパートナーを迎えることができて嬉しく思う
  • ノイブルク ファクトリーにおける、パワーユニットの開発準備は計画通りに進行

(ドイツ本国発表資料)

2022年10月26日、ノイブルク アン デア ドナウ:FIA Formula 1世界選手権参戦における、重要な節目となる決定が下されました。アウディは、プロジェクトの戦略的パートナーとしてザウバーを選択し、ザウバーグループの株式を取得する予定です。このパートナーシップにより、長い伝統を誇るスイスのレーシングチームは、2026年以降、モータースポーツの頂点で戦うために、アウディが開発したパワーユニットを搭載し、アウディ ファクトリーチームとしてFormula 1に参戦することになります。


アウディは、8月末にFormula 1に参戦することを発表。今回、その戦略的パートナーを決定したことは、アウディがモータースポーツの最高峰クラスに参戦するための、重要な節目となります。レーシングチームとして約30年の長い経験を備えたザウバーは、Formula 1で最も有名で伝統的なチームの1つです。パワーユニットはノイブルク アン デア ドナウ(ドイツ)にあるアウディのMotorsport Competence Center(モータースポーツ コンピテンス センター)で製造される一方で、ザウバーはヒンヴィール(スイス)の拠点でレースカーを開発・製造します。ザウバーは、レース運営の計画と実行も担当します。

AUDI AG技術開発担当取締役 オリバー ホフマンは、次のように述べています。「私たちの野心的なFormula 1プロジェクトのために、経験豊富で有能なパートナーを迎えることができて嬉しく思います。私たちは、ザウバーグループが最先端の設備を持っており、これまでの協力関係からチームが豊富な経験を備えていることを知っています。私たちアウディは、彼らとともに強力なチームを作ることができると確信しています」。その一例として、Audi Sportは、モータースポーツで大きな成功を収めたルマン参戦時代と、DTM(ドイツ ツーリングカー選手権)用のクラス1レーシングカーの開発において、ノイブルク アン デア ドナウから車で約4時間のヒンヴィールにある、ザウバーグループのハイテク風洞施設をすでに定期的に使用しています。

ザウバーは一流のパートナー
ザウバーホールディング会長のフィン ラウジングは次のように述べています。「アウディは、ザウバーグループにとって最高のパートナーです。私たちは、価値観とビジョンを共有しています。力強く優れたパートナーシップにより、私たちは共通の目標を達成できると信じています」

電気モーター、バッテリー、制御システム、内燃エンジンから構成されるパワーユニットの開発は、Formula 1へ参戦するためにノイブルク アン デア ドナウに設立された新会社、Audi Formula Racing GmbHの施設で本格的に始まり、すでに120人以上の従業員がこのプロジェクトに取り組んでいます。同社のマネージングディレクターであるアダム ベイカーは、次のようにコメントしています。「ザウバーは、アウディ製パワーユニットを搭載するための最高のパートナーです。Formula 1の歴史に数多くの功績を残してきた経験豊富なチームと協力できることを、今から楽しみにしています。2026年に始まる新しい世界の扉をともに開きたいと思っています」

ノイブルク拠点の拡張が本格化
アウディは、2026年シーズンの最初のレースに参戦するために、意欲的なスケジュールを策定しています。2023年には、スタッフ、建物、技術インフラ面におけるノイブルク拠点の拡張が、ほぼ完了する予定です。2026年のレギュレーションに合わせて開発されたパワーユニットをFormula 1のテストカーに搭載する最初のテストは、2025年に予定されています。

Formula 1は、2026年から導入される新しいレギュレーションにより、持続可能性に向けて大きな一歩を踏み出しています。これは、アウディがFormula 1に参戦を決定するための重要な前提条件でした。そのパワーユニットは、電動化の比率が大幅に増加するため、現在よりも効率的になります。電動ドライブトレインは、400kW(544hp)を発生する内燃エンジンと同等のパワーを発揮します。非常に効率的な1.6リッター ターボエンジンは、(EU基準による)CO2ニュートラルで持続可能な合成燃料で作動します。さらに、Formula 1は、2030年までにCO2ニュートラルなレーシングシリーズになるという目標も設定しています。


※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

関連サイト

プレスリリース配信

プレスリリースの発行をメールでお知らせします。配信をご希望の方は、下の「プレスリリース登録」をクリックしてメールアドレスをご登録ください。

プレスリリース受信登録

ページ上部へ