
(ドイツ本国発表資料)
2023年4月27日、インゴルシュタット:AUDI AG最高経営責任者(CEO)マルクス ドゥスマンが、より良い未来の創出をテーマに話し合うBetter Future Conferenceに参加し、将来のモビリティのトピックに関する見解を示しました。ドゥスマンが参加したセッションでは、アウディがどのように持続可能なモビリティを推進し、体系的にeモビリティに移行しているのかに焦点を当てています。ドイツの新聞WELTに招待されたドゥスマンは 、政治、ビジネス、社会の要職にある意思決定者が注目するこのイベントに、オンラインで参加しました。Better Future Conferenceの開催は、今回が6度目となります。主な発言内容は、以下のとおりです。
持続可能性について…
• 「さまざまな形態の持続可能性に関して、アウディはますます中心的な役割を果たすようになっています。私たちは多くの分野で、政策立案者が要求する以上のことを行っています。例えば、アウディはESG格付けを取得しています。さらに従業員には2029年までの長期的な雇用を保証しています」。
EUのICE(内燃エンジン)の禁止とe-fuel(合成燃料)の使用について…
• 「アウディは2033年までにICEを段階的に廃止する予定です。しかし、この決定には、アウディの製品、工場、サプライチェーンに対して多額の投資を行う必要があります。そのため、アウディ社内およびアウディのお客様に対して、自動車を購入する際に適切な駆動システムを選択してもらうために、技術に関する明確な情報が必要です。
• 「e-fuelは、特にICEをカーボンニュートラルにする上で重要な役割を果たします。また、e-fuelは、飛行機および船舶の駆動システムにおいて、現時点で唯一の脱炭素化技術でもあります。
フォルクスワーゲン グループ内では、チリにあるポルシェのe-fuelパイロットプラントで、この技術が実際に機能することを実証しています」。
循環型経済について…
• 「循環型経済は重要な手段です。なぜなら、素材をリサイクルすることによって、新たな素材を採掘する必要がなくなるからです。これを実現するために、複数のプロジェクトが進行中です。アウディは、MaterialLoopプロジェクトにより、自動車生産において、今後数年間で使用済み車両からより多くの素材をリサイクルできるようにするための、次のステップを踏み出しています」。
中国、欧米のモビリティ移行について…
• 「中国は持続可能性の実現に向けて前進を続けています。中国のプレミアムセグメントでは、早ければ2026年には、販売される車両の半分以上が電気自動車になると予想しています」。
• 「私たちは、中国の競合ブランドの存在を非常に真剣に受け止めています。しかし、私たちはこの状況に完璧に対処しており、今後2年間で10車種の新しい電気自動車を発売する予定です」。
• 「米国のインフレ抑制法(IRA)は、業界に大きな影響を与えています。私は欧州でも、このような明確さを示す産業政策を望んでいます」。
• 「ヨーロッパがeモビリティの野心的な目標を設定することは重要であるだけでなく、正しいことだと考えています。これらの目標は、新しいテクノロジーを生み出すための原動力となっており、アウディはそれらのスキルを磨いています」。
Better Future Conferenceの詳細につきましては、ここをクリックしてください。
※本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。