2025/09/03Press Releases

アウディ、ミラノで新しいデザインを発表

  • Audi Concept Cは、新しいデザインフィロソフィーを体現
  • CEO デルナー:「明快さ、フォーカス、そして実行へのコミットメント。これが私たちがデザインと会社を再構築する方法です」
  • CCO フラスチェッラ:「私たちは、憧れを呼び起こし、文化的なインパクトを創造できるブランドを作りたいのです」

*本リリースは、AUDI AG配信資料の翻訳版です。

(ドイツ本国発表資料)2025年9月2日、ミラノ/インゴルシュタット:アウディはミラノでAudi Concept C studyを公開し、将来のモデルデザインの方向性を明確に示します。フォーリングスのアウディは、先進的な一歩を踏み出しています。ますます複雑になる世界において、アウディは明快さへのコミットメントにおいて妥協しません。新しいデザインフィロソフィーは、アウディの抜本的な再構築の一環であり、アウディ全体にとって新しい始まりを意味します。製品、プロセス、そして組織を本質に集中させることで、イノベーションと技術的リーダーシップが発揮される環境を生み出します。


「Strive for Clarity」(明快さの追求)を掲げて開催されたミラノでのイベントは、アウディのトランスフォーメーションにおける次章も示します。明快さに焦点を当てたデザインによってアウディは、競争が激化する時代でもアウディの独自性を継続させる、無駄を削ぎ落とした、普遍的な美学へと大きな一歩を踏み出しています。何世紀にもわたりデザイン、テクノロジー、そして卓越した人物を輩出してきたミラノという街でこの新しい一歩が始まったのは、決して偶然ではありません。今日でもルネサンスの理念ほど強いインスピレーションを与え続けるものはほとんどありません。「先見的な思考と既成概念を超えようとする姿勢は、アウディにとって模範となります」とAUDI AG CEO ゲルノート デルナー(Gernot Döllner)は語ります。だからこそ、イタリアのデザイン首都は、新しい時代のスタートを切るための完璧な場所なといえます。ここで、アウディが追求する理想が具体的な形となって現れます。


明快さを重視した新しいデザインフィロソフィー
新しいアプローチは、ブランドのアイデンティティを明確に体現するデザイン言語によって明らかになります。アウディは、独自のデザイン、妥協のない品質、そして洗練を象徴しています。

「徹底したシンプルさが私たちのアプローチの核心です。すべてを本質にまで減らすことで、私たちは明快さを実現します」、とチーフクリエイティブオフィサー マッシモ フラスチェッラ(Massimo Frascella)は語ります。これは車両のエクステリアだけでなく、インテリアにも適用されます。最新の技術革新と素材は、顧客に新しい可能性をもたらす場面で的確に活用され、最小限の工夫が最大の成果を生み出します。

フラスチェッラにとって、このアプローチは理性的な体験を超えて、クルマを魅力的にする要素に関わります。したがって、エモーションがこのデザインフィロソフィーにおいて重要な役割を果たします。「私たちは、憧れを呼び起こし、文化的なインパクトを創造できるブランドを作りたいのです」。


Audi Concept Cは将来のデザインのプレビュー
ミュンヘンで開催されるIAA (IAA MOBILITY 2025)で公開されるAudi Concept Cは、この新しいデザインフィロソフィーを初めて具現化したモデルです。このコンセプトカーは、将来の製品のデザインと新しいインテリア体験の方向性を示し、普遍的なデザインの原則を体現します。それは、不要なラインや要素を排除して本質に絞り込むこと、そして幾何学的な明快さにコミットすることです。アイコニックなAuto Union Type Cレーシングカーに着想を得たバーティカルフレームによって定義され、垂直方向のデザインが視線を惹きつけます。本質まで絞るというアプローチはインテリアにも反映されており、ユーザーの気を散らす要素から解放し、インテリジェントなテクノロジーによって、適切なタイミングで適切な情報を提供します。

「アウディの歴史は、デザインの明快さに対する妥協のないフォーカスと、最先端技術を組み合わせた大胆なイノベーションによって彩られています」とデルナーは強調します。「私たちの最も伝説的なモデルは、この組み合わせを完全に体現しています」。アウディのquattro四輪駆動システムは、自動車の世界に革命を起こしました。モータースポーツにおいても、アウディはパワフルなエンジン、革新的な素材、そして空力デザインにより勝利を収めました。それはレーストラックをはるかに超えて、車両開発全体に影響を与える成功の方程式となりました。


会社のあらゆる側面に及ぶデザインフィロソフィー
アウディを象徴するものへの回帰と本質へ立ち戻ることは、デザインにおいてだけでなく、会社全体において中心的な役割を果たします。「私たちがクルマをデザインするアプローチは、同時に私たちが会社を形作るアプローチでもあります」と、デルナーは語ります。したがって、新しいデザインフィロソフィーはアウディにとって企業の原則であり、モデルポートフォリオや製品ラインナップのデザインに反映されるだけでなく、会社の組織構造にも反映されます。デルナーはさらに、「明快さはアウディの理念であり、これからの時代においてアウディを導く羅針盤なのです」と述べました。

ミラノでの新しいデザインフィロソフィーの発表は、新たな始まりを意味します。「振り返りの段階は終わりました。今こそ未来を見据えて加速する時です。私たちはデザインと品質において基準を設定するために、本当に重要なことに集中しています」とデルナーは語ります。


「会社の再構築の基礎は築かれた」
アウディは2023年以来、Audi Agendaを通じて大きな変革を推し進めてきました。2025年上半期には、その実行をさらに進め、革新力を強化し、ビジネスモデルを将来にわたって持続可能なものにするために取り組みました。

デルナーは、「私たちは今、初期の成功を目にしています。例えば、私たちのモデル戦略や、焦点を絞ったモデルラインアップによって、品質と技術革新に投資が可能になりました。また、中国での私たちのビジネスモデルにおいても、新しい姉妹ブランドAUDIを通じて、再びパイオニア精神を示しました」と、述べました。3月に取締役会と労働評議会との間で合意された「未来に向けた協定」によってもまた、アウディの将来性と競争力が強化されました。さらにアウディは、2029年までドイツの拠点に約80億ユーロを投資します。


アウディのモデル戦略は続く
アウディは今年末までの24か月以内に20以上の新型モデルを発表し、プレミアムセグメントにおいて最も新しいモデルラインナップを実現する予定です。今年春のAudi A6、夏のAudi Q3といったコアモデルのフルモデルチェンジに続き、IAAではAudi Q3 Sportback e-hybridを披露します。

アウディは来年もモデル戦略を継続します。さらに、2026年からインゴルシュタットで生産される完全電動のエントリーモデルや、Audi Sportによるパフォーマンスモデルが追加されます。完全電動モデル、プラグインハイブリッド、そして新世代の内燃機関搭載モデルを組み合わせ、電動モビリティへの移行が進む中で、ヨーロッパ、中国、北米の主要市場における堅実かつ柔軟なポジションを確保します。

同時にアウディは、すでに次のイノベーションサイクルに取り組んでいます。Volkswagen GroupとRivianとの戦略的パートナーシップは、とりわけソフトウェアに関わるイノベーションを、より迅速かつコスト効率よく起こすことを可能にします。また2026年には、アウディはFormula 1に参戦します。これは世界で最も過酷な技術ラボにおいて、新しいテクノロジー、素材、プロセスを試す機会となります。デルナーは「Formula 1参戦に向けた準備は、全速力で進んでいます」と語ります。そしてミラノでの新しいデザインフィロソフィーの発表からわずか数週間後、フォーリングスのアウディにとってもう一つのエキサイティングな瞬間がすでに視野に入っています。「私たちは、来年からFormula 1で何をお見せできるのか、その具体的な方向性をすべてのファンにお届けできることを楽しみにしています」。

Strive for clarity 特設ページ:https://www.audi.co.jp/ja/stories/design/striveforclarity/

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